[メイン]
GM :
【シナリオトレーラー】
諸行無常の響きあり
沙羅双樹の花の色
不変なものはこの世にはなく、時と共に朽ちていく
それは私も同じ、この場所も同じ
今本当に大事なものは、きっと
ダブルクロスthe 3rd edition
『Coming Spring』
ダブルクロス─────それは裏切りを意味する言葉
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM : opening「Hello, "Overed"」 登場:全員
[メイン] アルマン : 38+1d10 登場/リザレクト (38+1D10) > 38+6[6] > 44
[メイン] system : [ アルマン ] 侵蝕率 : 38 → 44
[メイン] イルル : 38+1d10 登場/リザレクト (38+1D10) > 38+4[4] > 42
[メイン] エール・モフス : 44+1d10 登場/リザレクト (44+1D10) > 44+10[10] > 54
[メイン] キャロル : 46+1d10 ただのオーヴァードじゃねえ (46+1D10) > 46+3[3] > 49
[メイン] system : [ イルル ] 侵蝕率 : 38 → 42
[メイン] system : [ キャロル ] 侵蝕率 : 46 → 49
[メイン] system : [ エール・モフス ] 侵蝕率 : 44 → 54
[メイン] GM :
[メイン]
GM :
ここは関東に位置する、それなりの人口規模を有する都市部。
あなた達はUGN支部への「緊急」召集を受け、応接間にて待機している。
テーブルには茶菓子等が置いてあり、連絡員が来るまで好きに食べても良いとのことだ。
[メイン] GM :
[メイン]
エール・モフス :
「・・・・・・・・・・・・」
無言でブラックコーヒーを啜ってる
[メイン]
アルマン :
「(今回は物静かな…メンツを集めましたね…)」
おやつをつまみつつ
[メイン]
イルル :
その応接間。
いくつか客用に用意されているのであろう、椅子、机が並べられているその場。
そこにひと際目を引くような、大きい物が置かれている。
[メイン]
キャロル :
応接間までの都市部、一人でこんなところまで来たせいで少々奇異の目で見られていた
と言う事実もあってか、腕を組んで目を瞑っている
[メイン]
イルル :
それは────胸。
少女は自らの顔、いやそれ以上の大きさを持つかのような胸を机の上に乗せており。
その上の顔を乗せて、ぐでえと目をつぶっていたが。
[メイン] イルル : 「ふがっ」
[メイン] イルル : ぱちり、鼻提灯が割れて目が覚める。
[メイン] キャロル : まあ、その間に資料で今回の面々については確認してたのだが
[メイン]
イルル :
「……ああ?
いつの間にか揃ってたんだな」
ぐるりと、周囲を見渡してメンツを確認する。
[メイン]
キャロル :
バッッッカじゃねえの???
[メイン]
エール・モフス :
「はい」
何故か不機嫌
[メイン] イルル : キャロルから訝しげな眼を向けられ、うぇっと臆しつつ。
[メイン]
キャロル :
いや、真面目に
よりによって
[メイン] キャロル : 大人もいない…だと??
[メイン]
イルル :
「……」
じっと、エールを見て。
[メイン] アルマン : 「(これから任務なのに大丈夫か…?)」
[メイン]
イルル :
「コーヒー……苦かったのか?」
こてん、と首をかしげながら。
[メイン] キャロル : 人材不足ここに極まれりだな
[メイン]
エール・モフス :
「違います」
不機嫌だ
[メイン]
アルマン :
「砂糖持ってきましょうか?」
椅子から立ち上がる
[メイン] キャロル : 腕組みをやめ、片頬を腕で支えながら片目を開けて面々を一瞥しつつ
[メイン]
イルル :
つっつけどんだ。
その様子にふがーっと口を開きつつ。
[メイン]
エール・モフス :
「大丈夫です」
イルルと目線が合っていない
[メイン] エール・モフス : 自身の胸元を叩いて ドンッて音が鳴って
[メイン]
イルル :
「な、なぁ……あいつが何であんな顔なのかわかるか……
えーっと……お前」
ぼそぼそ、とキャロルに声を掛ける。
[メイン]
エール・モフス :
「大丈夫です」
不機嫌です
[メイン]
キャロル :
無駄に無駄がでかい女
寡黙で不機嫌そうな黒髪
ギリギリ真面目そうなやつ
[メイン]
イルル :
ほわ!?と、ドンとした音にびくっとする。
[メイン] キャロル : じょ…冗談じゃねえ!と思いつつも
[メイン]
アルマン :
「そろそろ来そうですね」
自身の演算能力で予測しながら
[メイン]
キャロル :
「知らん。そんな事」
本当にわからないままイルルに答えて
[メイン] GM : アルマンの声と共に
[メイン] メイプルトリック : 「ごめんごめん!お待たせ……!!」
[メイン]
イルル :
ほげえ~。
顔をぽかんと口を開いていたら。
[メイン]
エール・モフス :
「・・・・・・・・・・・」
すっと立ち上がる
[メイン] イルル : 「んむ」
[メイン] メイプルトリック : 汗を垂らしながら、応接間へいそいそと入る少女。
[メイン] アルマン : 「予測通り」
[メイン] キャロル : やっときた、と思って連絡員を見て
[メイン]
イルル :
アルマンの声────そして、聞こえてきた音に反応。
くるりと体を向き直り。
[メイン]
メイプルトリック :
高校生程度の身長ながらも、UGN支部長として登録されており
本レネゲイド任務の連絡員を受け持つメイプルトリックだ。
[メイン] メイプルトリック : いつもは飄々とした表情で、任務説明を受け持つメイプルトリックだが
[メイン]
イルル :
予想通り────?
なんだ?予知能力でも持ってるみたいな言いぶりだな。
[メイン] メイプルトリック : 今回は─────その表情に、焦りが見えていた。
[メイン]
キャロル :
人生の悲哀とやらをまさかこの日で再び味わうとはな
連絡員もか……と、1人表情を怪訝にするも
[メイン] イルル : 何となく感じた事を心に浮かべつつ。
[メイン] イルル : 「……? なんだ?どうかしたのか?」
[メイン] メイプルトリック : イルルに頷き。
[メイン]
イルル :
椅子にぽふり、と座り直し。
そんな焦った様子に、こてんと首をかしげて。
[メイン] キャロル : その表情に焦り、がある事に怪訝は塾考に変わる
[メイン]
メイプルトリック :
「ちょっとごめん、今日は緊急任務だから
説明も手っ取り早く終わらせるね!」
[メイン] アルマン : 「分かりました」
[メイン]
エール・モフス :
「・・・・・・・・・」
説明を待つ
[メイン]
イルル :
「緊急」
UGNで聞きなれない言葉をオウム返し。
[メイン]
メイプルトリック :
あなた達が待つ応接間の外でも、他職員の忙しそうな声が
いつもよりも一層聞こえているような、そんな状況で。
[メイン] メイプルトリック : 資料を全員の手元へ渡し。
[メイン] キャロル : 無駄話の一つもないとは少し好都合だ、と思いつつ
[メイン]
メイプルトリック :
「Y市にある森林公園で、推定ジャームが暴れてる
それを鎮圧してほしい、以上だよ」
[メイン] アルマン : 「!?」
[メイン]
メイプルトリック :
ちゅぅー、と自分を落ち着かせるように
紙カップに入ったミルクをストローで飲みながら。
[メイン]
イルル :
ありがと~、と焦るメイプルトリックとは裏腹。
呑気な声を出しながら受け取り。
[メイン] キャロル : 「単純な説明ご苦労様」
[メイン] キャロル : 資料を受け取り、席を立つ
[メイン]
メイプルトリック :
「下級エージェントが今、対処に向かってるけど
状況はあまりよくない」
席を立つキャロルを見届け。
[メイン] キャロル : それだけわかれば十分だ。概要は資料で逐一確認すれば良い
[メイン]
エール・モフス :
「・・・・・・・・・・・」
よくある事な気もするけど あなたは黙った
[メイン] アルマン : 「相手のシンドロームは分かってます?」
[メイン] メイプルトリック : 「市民の負傷者は現状0、でもそれは現状に過ぎない」
[メイン] キャロル : 扉の手前で立ち止まり
[メイン]
メイプルトリック :
「それに関しては、君達が指定場所に向かう途中で
随時端末に、詳細情報を送るつもりだよ」
[メイン] キャロル : 「まあ要するに」
[メイン]
イルル :
「ふーむ……
下級か……それなら、早く行った方がいいのかもな」
”下級”、そう認定された自らの友を思い返し。
なんとなく、重ねてしまい。
[メイン] エール・モフス : 「ばーんぐさー ですか」
[メイン] キャロル : 「急いで鎮圧せねば、日常に被害が加わる」
[メイン] メイプルトリック : キャロルの言葉に、頷く。
[メイン] キャロル : 「単純な話なこった」
[メイン] メイプルトリック : 「そうさ、話が早くてこちらも助かるよ」
[メイン] イルル : 「ふむ」
[メイン] アルマン : 「急いで行きましょう」
[メイン]
エール・モフス :
「はい」
お菓子ポケットに入れ初めた
[メイン] キャロル : そして、そのまま退室しながら
[メイン]
メイプルトリック :
険しい表情ながら、資料を纏め始め
そのまたせかせかと移動し
[メイン] イルル : 「緊急というなら、その場に行かねばわからないことだらけか」
[メイン]
キャロル :
「考えるのは結構だが……歩きながらでも出来る」
とだけ、伝え廊下へと消える
[メイン]
メイプルトリック :
「じゃあ私は、次の任務説明に向かうから……
何かあったら、私に連絡してね!」
[メイン]
イルル :
そう言って。
よいしょと椅子から立ち上がる。
それに釣られて置かれていた胸も飾りではない。イルルと共についていく。
[メイン]
エール・モフス :
「分か『もぐ』りま『もぐ』した」
もぐもぐ
[メイン]
アルマン :
「行きましょう」
扉を出ていく
[メイン]
イルル :
じーっと、エールを見て。
……なるほど、苦い物には甘い物か。
だからこんなにもぐもぐ食べてるのかもな。
[メイン]
イルル :
メイプルトリックの背に、わかった!と元気な声で返して。
それと同時に、ぱたぱたと出ていった。
[メイン]
エール・モフス :
「・・・・・・・・・・」
もぐもぐ
[メイン]
メイプルトリック :
応接間からの去り際に、ひらりとイルルへ手を動かし。
やがて、メイプルトリックの姿は消える。
[メイン]
エール・モフス :
「・・・・・・・・・・・」
・・・・・・・・・・・・・・・
[メイン]
エール・モフス :
「・・・・・・・・・・・・」
誰も居なくなってしまったのを見て
それなりの速度で駆け出す
[メイン]
イルル :
エールに触発されたのか。
自らも、もぐもぐと置かれていたドーナツを頬張りながら、廊下を歩く。
[メイン]
イルル :
そういや、勢いに任されてしまっていたが。
ジャームが場を荒らしているって、何があったんだろうな。
わからないからこそ調べる……んだろうが。
[メイン]
イルル :
……公園で暴れる、暴れん坊か。
何も知らないで暴れてた私と似たような物か……。
[メイン] イルル : ふむ。
[メイン]
イルル :
気になるな。ただ手段として鎮圧を取るわけではない。
奴の事、もっと知ってみたくはある。
[メイン]
イルル :
そう、自ら”日常”を壊しているのか。
────それとも、”日常”を知らないのか。
[メイン] イルル : それを知るために、だ。
[メイン] イルル : もぐもぐ、と。
[メイン]
イルル :
口にドーナツの砂糖を付けながら。
”元”暴れん坊の竜は、歩いていくのだった。
[メイン] イルル :
[メイン] イルル :
[メイン] イルル :
[メイン] GM : 情報項目
[メイン]
GM :
・Y市森林公園について。
難易度6。<情報:噂話>
・森林公園で暴れている異形の化物について。
難易度7。<情報:UGN>
[メイン] GM :
[メイン] エール・モフス : middle「多分よくあるお話」登場:任意
[メイン] エール・モフス : 54+1d10 登場/リザレクト (54+1D10) > 54+7[7] > 61
[メイン] system : [ エール・モフス ] 侵蝕率 : 54 → 61
[メイン] system : [ エール・モフス ] 侵蝕率d : 0 → 1
[メイン] イルル : 42+1d10 登場/リザレクト (42+1D10) > 42+1[1] > 43
[メイン] system : [ イルル ] 侵蝕率 : 42 → 43
[メイン] エール・モフス :
[メイン]
エール・モフス :
あなたは、一先ずチームを別ける話を受け入れ
イルルと共に情報捜査を行っている
[メイン2] system : [ アルマン ] 侵蝕率 : 44 → 47
[メイン]
エール・モフス :
何か話を振ろうと思うが特に出てこない
なので取り敢えず
[メイン]
エール・モフス :
イルルの頭の上に桜餅を乗せる
《無常厨師》
[メイン] イルル : 「んが」
[メイン]
イルル :
ぽてん、と。
ピンク色の髪に、淡い桜色が乗っかる。
[メイン] エール・モフス : もう一個乗せる
[メイン] イルル : 「ほあああ」
[メイン] イルル : 二個目。
[メイン] エール・モフス : 一個取る
[メイン] イルル : 「……!?」
[メイン] イルル : 一個だけ乗ってる。
[メイン] イルル : 「さ、さっきから何してるんだぁ!?」
[メイン]
エール・モフス :
「似合うかなと」
自分の頭に乗せる
[メイン]
イルル :
とたとた。
情報収集兼ねて現場に向かっているため。
足は動かしているが、突然乗せられたそれに足も体も止まる。
[メイン]
イルル :
「……むう
似合うといって、お菓子を頭に乗せる……のか?」
[メイン]
イルル :
イルルは竜のRBである。
人間の常識など、まだまだ知らないことばかりではあるが。
[メイン]
イルル :
「だが……確かに、お前の奴は似合ってる……気がする」
お菓子を装飾に使うのはヘン、という知識はありながらも。
感じた事を口から出していく。
[メイン]
イルル :
じーっとエールを見る。
黒髪を被さるような緑の帽子に、ピンク色が乗ってなんだか綺麗な感じがするような。
[メイン]
エール・モフス :
「邪魔ですね」
頭から取る
[メイン] イルル : 「ええ!?」
[メイン]
イルル :
ががーん、と。
口を大きく開いて、衝撃を受けたかのように後ずさる。
[メイン] イルル : ぜ、全然つかめない……!?
[メイン]
エール・モフス :
「・・・・・・・・・・」
ウケが良くて満足げだけど無表情
[メイン]
イルル :
後ずさった衝撃から、イルルの頭からもぽてんと。
桜餅が転がり落ち、その手に落ちる。
[メイン] イルル : 「むっ……」
[メイン]
エール・モフス :
「美味しいですよね桜餅、そんなに食べた事無いですけど」
もう食べ終わってる
[メイン]
イルル :
桜色の、まんまるとしたお餅。
それを包み込むように、ぱりっとしたヨモギが包み込まれている。
きっと中には餡がたっぷり詰まっているのだろう。
[メイン] イルル : じゅるり、と唾が口から垂れつつ。
[メイン] イルル : 「私は一回もない!桜餅については教えてもらっただけだ!」
[メイン]
イルル :
「だからその……食べてもいいか!?」
ぐいっと、目を星のように輝かせてエールに詰め寄る。
[メイン]
エール・モフス :
「どうぞ」
更に増やした桜餅でジャグリングし始めてる
増やしすぎて手に余ってしまった
[メイン] イルル : そんな様子を、ほけーっと見て。
[メイン]
イルル :
「……お菓子で遊ぶのは、多分ダメ……じゃないか?」
首を傾げつつ、そんなハッキリとしない口調で言う。
[メイン]
エール・モフス :
「・・・・・・・・・・・・・・・・」
それはそうだな と思った
[メイン]
イルル :
イルル自身。
”人”としての常識がないため、そう言う物があるので従う。
そこに理由は求めない。ただ言われたのでそう覚えた、それが人間社会になじむための手っ取り早い方法だと考えたからだ。
[メイン] イルル : しかし、当の人がそうしているからいいのかな?と思いつつ。
[メイン] イルル : 「あ、でも……上手かったぞ!一個も地面に落としてなかったしな!」
[メイン]
イルル :
そう、感心した様子で言いながら。
ぱくり、と桜餅を口にした。
[メイン]
エール・モフス :
「・・・・・・・・・・・・」
たんたんたん と器用にキャッチして
[メイン]
エール・モフス :
「どうも」
手持ちの分をはんぶんこ 調子に乗って一人じゃ食べきれない量だったからだ
[メイン]
イルル :
「……!!!!
うまい!!!あまい!!!」
[メイン]
イルル :
頬に手を添えながら、唸り、感想を伝える。
それと同時に、エールの桜餅の数にまたわぁい、と嬉しげに。
[メイン]
イルル :
「もぐもぐもぐ……
あ、そうだな……貰ってばかりじゃ悪いし……んーと」
口をハムスターのように、桜餅を一杯に詰めながら。
[メイン] イルル : 手持ちの鞄をごそごそと。
[メイン] イルル : 「じゃん!」
[メイン]
イルル :
さくら大根。すっぱいやつ。
たまたま手持ちがあったので、それを一つ、エールに渡しておく。
バイトした時に余ったから、ってもらったけど。
お返ししなきゃだもんな!
[メイン]
エール・モフス :
「・・・・・・・・・・・・」
目を丸くする 初めてみた
[メイン]
イルル :
しかし、この桜餅……めっちゃ美味いな…!
さくら?の味がして、甘い!うまい!
そんな、イルル自身が饅頭になったような顔で。
[メイン]
イルル :
「これは駄菓子って奴だな……?なんだ、知らないのか
子どもは駄菓子屋によく通ってると聞いたが」
[メイン]
エール・モフス :
「・・・・・・・・・・」
パック越しから色んな角度で眺める
だいこんらしいが赤い
[メイン]
エール・モフス :
「駄菓子専門店があるんですか」
駄菓子自体はスーパー等で売っているからある程度メジャーなのは分かる
[メイン] イルル : 「そうだ!私がバイトしてる所もそこで────」
[メイン] イルル : ごそごそ、他に何か紹介できる駄菓子がないか見ようとすると。
[メイン]
イルル :
ぺらり、と。
仕事の資料が落ちる。
[メイン]
イルル :
「……はっ!しまった!緊急じゃないか!!!」
ずがあん、と。
雷を食らったような衝撃をまた一つ。
[メイン]
エール・モフス :
「そうみたいですね」
さくらだいこんを食べる 独自な味だった
[メイン]
エール・モフス :
あなたのテンションは変わらなかった
緊急時だろうと休日だろうとこの調子で、顔も変わらない
[メイン]
イルル :
わたわた、鞄に手を突っ込んで。
あれでもないこうでもない。鞄から様々なモノが飛び交い、そして。
[メイン] イルル : ようやく、端末を手にする。
[メイン] イルル :
[メイン]
イルル :
・森林公園で暴れている異形の化物について。
難易度7。<情報:UGN>
[メイン] イルル : これを情報:UGNで
[メイン] イルル : 2dx+1 (2DX10+1) > 9[2,9]+1 > 10
[メイン] GM :
[メイン]
GM :
・森林公園で暴れている異形の化物について。
キュマイラとオルクスのクロスブリードの、オーヴァードだ。侵蝕率は観測時点で、既に100%を超えている。
人の形を成しておらず、木の根のようなものが体中に張り巡らされている。
また、オリジン:プラントのRBであることも判明している。
唸り声、奇声を上げ、穏やかだった森林公園で大暴れを繰り返し、地獄絵図のような光景に変えている。
戦闘データは未だ解析中であるが、まともに戦った場合は、それ相応の被害が予測される。
なお、逃げ遅れた市民を見逃した、という情報も送られているが、見間違いの可能性もある。
[メイン] GM :
[メイン]
エール・モフス :
Y市森林公園について。
難易度6。<情報:噂話> UGNのみの為補正無し
[メイン] エール・モフス : (1+{侵蝕率B})dx>=6
[メイン] エール・モフス : 🌈
[メイン] GM : ※メイン2で判定してることを教える
[メイン] エール・モフス : 🌈🌈
[メイン] エール・モフス : (1+1)dx>=6 (2DX10>=6) > 7[1,7] > 7 > 成功
[メイン] GM :
[メイン]
GM :
・Y市森林公園について。
一般的な公園よりも大きく、緑豊かで、子ども達が大きな声を出して遊んだり。
健康のためにジョギングをしたり等ができる、広々とした公園だ。
また、森林公園の中央には丘があり、その中央に「桜の大木」が聳え立っている。
樹齢数百年と言われており、毎年この木の下で花見が開催されているそうだ。
近年、少子高齢化の影響もあり、森林公園の使用者も少なくなり、この公園を更地にし、
病院を建てる計画が立てられているそうだ。
[メイン] GM :
[メイン] GM : 追加情報
[メイン]
GM :
・Y市森林公園における病院開発計画について。
難易度8。<情報:噂話>
[メイン] GM :
[メイン]
エール・モフス :
「あ」
送られてきた情報と自身の情報が見事に被ったのを見た
ほんの一瞬だけ表情が動いた
[メイン]
イルル :
「……どうやるんだこれ」
端末の情報の共有のやり方がわからない。
というか調査した時のやり方もいまいちよく分かってない。道具は慣れない。
本当は自動で共有されているのだが、それすらも気づいておらず。
[メイン]
イルル :
「……む、でもアレか」
暴れているであろうオーヴァード、その情報を見つめて。
[メイン]
イルル :
「対象はRB……のようだな
私と同じだが……《ヒューマンズネイバー》がないのか?」
[メイン]
エール・モフス :
「所有していないRBの存在自体は過去に確認されてるらしいですね」
自身の端末を後ろ手に
[メイン] エール・モフス : 「公園は公園でした、病院になるらしいです」
[メイン]
イルル :
「ほげー……病院かぁ……」
ふーむ、と唸るように頭に手を抑えて。
[メイン]
イルル :
「このRB、人を逃がしてるんだよな?
それなのに暴れてる?よくわかんないな……」
[メイン]
イルル :
むぅん。
こういう時は私ならどうするか、を考えてみる。
私がもし……こいつみたいに、大切な場所を…病院とかに埋め立てられたとしたら…むむ。
[メイン] イルル : はっ!と、何か思いついたかのように顔をばっ!とあげる。
[メイン]
イルル :
「こいつ!怒ってるんじゃないか?
私だったら住んでる所、潰されたらうがーってなる!」
[メイン]
イルル :
そんな、昔は暴れん坊らしく。
無知な自分が出来た唯一の方法を思い出して、口に出す。
[メイン]
エール・モフス :
「なるほど、ですが」
[メイン] エール・モフス : 「桜の木が住んでいる場所を奪われたくないと怒っているので病院を建てるのを止めて下さいと言う訴えは通じるのですか?」
[メイン]
イルル :
ふんす!と、息を荒らげていたが。
エールの言葉に鼻息が止まり。
[メイン] イルル : 「んむ……」
[メイン]
イルル :
「人の仕組みには疎いが、むーん……
それだけだと、ちょっと難しそうだな……」
[メイン]
イルル :
うにうに。
名案だと思ったんだが、とイルル自身のほっぺたをもちもちとさせる。
[メイン]
エール・モフス :
端末がぷるぷる震えて
「更に来たみたいです」
あなたはイルルが不慣れそうだったので一緒に共有を教えた
[メイン]
エール・モフス :
「あ」
自分の情報とだだ被りしてたのも画面に写った
[メイン] イルル : 首をにょーんと伸ばして覗き込む。
[メイン] イルル : そして、2つ同じ情報が書かれているのを見て。
[メイン]
イルル :
「これ、2つあるんだな?」
被っている森林公園の情報を指さす。
[メイン]
エール・モフス :
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
スン・・・・
[メイン] エール・モフス : 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
[メイン] エール・モフス : 「一つです」
[メイン] イルル : 「えっ」
[メイン] エール・モフス : 「・・・・・・・・・・・・・・・・」
[メイン] エール・モフス : 逃げ出そうとする
[メイン]
イルル :
「………これど一つなのか
そういう物なんだな」
と、疎いのでこくんと納得─────
[メイン] イルル : 「うぇあ!?」
[メイン] イルル : 慌ててがしっ!とエールを掴んで。
[メイン]
エール・モフス :
「!」
あなたは、小っ恥ずかしかった
[メイン]
エール・モフス :
「・・・・・・・・・・・・・」
振り向けない 顔が赤い
[メイン]
イルル :
「……むん!
えーーっと、その……気にするな!!」
わたわた、手を大袈裟に振り。
[メイン]
イルル :
「さっきの話……確かに、病院の建築については文句を言われるかもだが
それでもめげなければいい!多分!」
[メイン]
イルル :
「それと同じで……2つのがあっても……エールが頑張った証だから!
恥ずかしくは無いはずだ!たぶん!」
[メイン]
イルル :
エールの顔を見ず、弁解するように。
背中にわたわたとそう語り掛ける。
[メイン]
エール・モフス :
「・・・・・・・・」
背中越しに こくこくとうなずく
[メイン]
エール・モフス :
「・・・・・・・・・・・」
また言葉が出ない 何を言えば良いのか わからない
[メイン]
エール・モフス :
「ありがとうございます」
分かんないけど こう言った
[メイン] イルル : ニカッと、見えていないだろうに笑顔を向けて。
[メイン]
イルル :
そのほっぺに。
桜の花びらが、ぴとりとくっつく。
[メイン]
エール・モフス :
「・・・・・・・・・・・・」
帽子の鍔を 軽く揺すって
[メイン] エール・モフス : いつも通りの表情が振り返ってくる
[メイン]
イルル :
「……お!へへへー!相変わらずだな!」
ぴとりと、頬に花びらがついたまま笑いつつ。
[メイン]
エール・モフス :
「・・・・・・・・・・・・・・」
あなたは 何らかの音が耳に入った
目線がその方に向く
[メイン]
イルル :
そんな、日常的な。
ほのぼのとした時間は─────
[メイン]
イルル :
─────非日常。
"何れか"の音で、耳が震わせられる。
[メイン]
イルル :
パッと。
頭の中に思い浮かんだのは"緊急事態"の文字。
[メイン] イルル : 「……なっ…!?はっ、なんだ…なんの音これ!?」
[メイン]
イルル :
ぐるぐる、と辺りを見回す。
[メイン]
エール・モフス :
「・・・・・・・・・・・・」
あなたにも正確な位置は分からない
かと言って勘で動くのも嫌だった
[メイン] イルル : ─────《獣の直感》。
[メイン] イルル : 「─────あっち、公園の方だ!」
[メイン]
イルル :
発生源こそわからない。
無闇矢鱈、四方八方に響いて龍の耳ですら捉えることすら出来ず。
[メイン]
エール・モフス :
「わかりました」
即答
[メイン] イルル : けれど、それが一番"響いた"場所は感じとれた。
[メイン] イルル : エールにこくり、と頷き。
[メイン]
エール・モフス :
「行きましょうか」
あなたの緊張は変わらない
あなたの生き方と、今の非日常は変わらない
[メイン]
イルル :
そのまま、走る。
キュマイラの身体能力を生かし、人では出せない速度で、走る、走る。
エールの言葉を、背中で聴きながら。
[メイン]
イルル :
まさか。誰かが手引きして……あの木の奴を唆したのか……?
FHとかじゃないだろうなッ……!
[メイン] イルル : ぎりり、と歯を立てながら。
[メイン]
エール・モフス :
「・・・・・・・・・・・・・・」
あなたは
[メイン] エール・モフス : 怪我人が出てない事と、該当のRBの事と、明日の朝ごはんの事を考えた
[メイン] エール・モフス : あなたはイルルとの話を思い出した
[メイン] エール・モフス : あなたは 取り敢えずRBの事を深く考える事にした
[メイン] エール・モフス : 声に出さず顔も動かず それでも恐らく誰も想っていない誰かを想っている彼女を一先ず想う事にした
[メイン] エール・モフス :
[メイン] GM :
[メイン] GM : trigger「Hell season」 登場:任意
[メイン] イルル : 43+1d10 登場/リザレクト (43+1D10) > 43+9[9] > 52
[メイン] system : [ イルル ] 侵蝕率 : 43 → 52
[メイン] アルマン : 66+1d10 登場/リザレクト (66+1D10) > 66+8[8] > 74
[メイン] system : [ アルマン ] 侵蝕率 : 66 → 74
[メイン] エール・モフス : 61+1d10 登場/リザレクト (61+1D10) > 61+6[6] > 67
[メイン] system : [ エール・モフス ] 侵蝕率 : 61 → 67
[メイン] GM :
[メイン] GM : ここは森林公園。木々は倒れ、地も乱され、おどろおどろしい戦場の雰囲気、非日常的な光景が広がっている。
[メイン] GM : あなた達の到着と同時に、下級エージェントらは既に撤退したようで、先程まで戦いがあったとは思えないほど、静かであった。
[メイン] GM : そして、森林公園の丘の上には、件の異形の化物が、威嚇の唸り声を上げながら、居座っていた。
[メイン] GM : ─────緑の体液を、漏らしながら。
[メイン] ???? : 「グルルルルルルル………」
[メイン] エール・モフス : 「はじめまして」
[メイン] イルル : 「……うが」
[メイン] アルマン : 「皆さん気をつけて」
[メイン]
イルル :
目に付いたのは、緑の体液。
明らかに”攻撃”された傷、としか思えないモノ。
[メイン] アルマン : キョロキョロと近くにキャロルが居ないか探す
[メイン]
イルル :
忠告は、耳にした。
それでも。
[メイン]
イルル :
バッと前方に駆け寄って、木に近寄ろうとする。
その傷の様子を確かめるために。
[メイン]
エール・モフス :
「・・・・・・・・」
並走
[メイン] ???? : 「グルルルルルルルル…………!!」
[メイン] ???? : 威嚇するように、唸り声をあげる、巨大な、異形の化け物。
[メイン] ???? : 空間に響き渡るような、非日常の声。
[メイン] ???? : しゅるりと、植物の腕がイルルとエールへ向けられる。
[メイン] イルル : 「……ッ、おーい!!!私はお前に危害を加えるつもりはないぞ!!」
[メイン]
イルル :
横目で、エールが付いていることに。
内心少し、不安が消えつつも。
[メイン]
イルル :
けれどその敵意の腕。
それを避けることなく、じっと見つめて。
[メイン] ???? : メジャ:《形なき剣》《要の陣形》
[メイン]
???? :
11dx+11 命中判定
対象はイルルとエール (11DX10+11) > 9[1,2,3,3,4,4,5,5,5,7,9]+11 > 20
[メイン] イルル : 「……ッ!!」
[メイン] イルル : リアクションはしない
[メイン] ???? : 害を与えるための一撃が振るわれ。
[メイン] ???? : 3d+4 装甲・ガード有効ダメージ (3D10+4) > 12[7,3,2]+4 > 16
[メイン] system : [ イルル ] HP : 31 → 47
[メイン] system : [ イルル ] HP : 47 → 15
[メイン] エール・モフス : 《雲散霧消》
[メイン] エール・モフス : ダメージ25軽減
[雑談] system : [ エール・モフス ] 侵蝕率 : 67 → 71
[メイン]
イルル :
眼下にまで迫る、一本の触腕。
余りの速さに、思わず吹き飛ばされそうな圧こそ感じて────
[メイン] イルル : 目をつむる。
[メイン]
イルル :
が。
そこに痛みはなかった。
[メイン] system : [ イルル ] HP : 15 → 31
[メイン] ???? : 二人に放たれた触腕は、現れたレネゲイドの霧に弾かれる。
[メイン]
エール・モフス :
「・・・・・・・・・・」
淡々と蔓を弾く
[メイン] エール・モフス : 「大丈夫ですか」
[メイン]
???? :
そしてまた植物の腕は、ひゅるりと宙を舞い
頭上で蠢かせる。
[メイン] ???? : 「グルルルルルルル………!!」
[メイン]
イルル :
……恐る恐る、目を開き。
どうやら触腕が振るわれなかったこと。そして、エールが守ってくれたこと。
その二つを理解する。
[メイン]
イルル :
「ぅぁ……さ、助かる!!」
横目にいる彼女に、そう返して。
[メイン] イルル : そうして、木へと目を向ける。
[メイン]
エール・モフス :
「このままだと二撃目来ますが、どうしますか」
「再度前進から話し合いでも私は大丈夫ですが」
[メイン] アルマン : 「幻惑の光で接近の隙を作ります」
[メイン] エール・モフス : 「なるほど」
[メイン] イルル : 「……ッ、それは…… ……!」
[メイン] イルル : 「アルマン……だったか!頼む…!」
[メイン] アルマン : 「今からやりますのでその隙に行ってください!」
[メイン]
イルル :
落ち着かせる手段……傷をつける事以外でなら。
それこそ《死の眼光》しかない。
けれど、これは”恐怖”で支配する────FHと同じやり方だ。
[メイン] アルマン : (3+1)dx+0 【感覚】<射撃>幻惑の光 (4DX10) > 7[1,4,6,7] > 7
[メイン] system : [ アルマン ] 侵蝕率 : 74 → 76
[メイン] ???? : 7dx+1 ドッジ (7DX10+1) > 10[4,5,5,8,8,10,10]+6[5,6]+1 > 17
[メイン] ???? : アルマンから放たれた光は─────植物の腕によって振り払われる。
[メイン] ???? : 「グォォォォオオッッ………!!」
[メイン]
イルル :
獣の竜であるイルル。
エールのように誰かを守れるわけでもなく、アルマンのように光で目をくらませる事が出来るわけでもない。
[メイン] アルマン : 本型の量子コンピューターから光を射出するが…
[メイン]
???? :
異形の化物は、唸り声を上げ続ける。
頭上で、凶器となる植物の腕を揺らめかせながら。
[メイン]
イルル :
「………ッ…!」
クソ、止まらない。やっぱり、アイツ……ここで暴れた分、めっちゃ強いのかもな……
[メイン] イルル : ……数瞬、悩み。くるり、とエールに向き。
[メイン]
イルル :
「……私は前に出る
でも、ついてこなくていい」
[メイン] イルル : 言い出すが早いか、先ほどと同じように木の元に走り出す。
[メイン]
エール・モフス :
「・・・・・・・・・!」
あなたは引き留めようとした 声が出なかった
[メイン]
エール・モフス :
あんなに 引き留めてくれたのに
そう思いながら 見送った
[メイン]
???? :
向かってくる、一匹の竜に
異形の化物は迎撃せんと、植物をより強く揺らめかせる。
目は無い、ただある、大きな口を開きながら、威嚇する。
[メイン] ???? : 「グルルルルルッ………!!!」
[メイン] ???? : 再び─────。
[メイン] ???? : メジャ:《形なき剣》
[メイン]
???? :
11dx+11 命中判定
対象はイルル (11DX10+11) > 10[1,3,3,5,5,5,7,7,9,9,10]+7[7]+11 > 28
[メイン] イルル : リアクション────。
[メイン] イルル : 放棄。
[メイン] ???? : 3d+4 装甲・ガード有効ダメージ (3D10+4) > 11[5,5,1]+4 > 15
[メイン] system : [ イルル ] HP : 31 → 16
[メイン]
イルル :
横から、一直線に。
薙ぎ払われるように振るわれた腕が────腹へと、めり込む。
[メイン] イルル : 「……ッが、ァっ……!!!」
[メイン]
???? :
確実に当たった、植物の怪物の一撃。
命は刈り取らないものの、死へ近づけた一撃。
[メイン] ???? : 「グルルルルルルルルッッッ……!!!」
[メイン]
???? :
さらに唸り声を上げる。
植物の腕を揺らめかせながら。
[メイン]
イルル :
みしみし、体の中から圧迫される音が聞こえる。
が。イルル自身はそこに倒れることなく、ただ立っている。
[メイン]
イルル :
そうして、血を口から垂らしながらも。
じっと、木へと目をやる。
[メイン]
イルル :
「……私は……バカだから……お前と関わる方法が……
話し合うか、殴り合うかくらいしかない」
[メイン] ???? : メジャー:《形なき剣》
[メイン]
???? :
イルルの言葉を遮るように
会話を拒絶するように、その巨体は植物の腕を振るう。
[メイン] ???? : ─────感情を込めながら。
[メイン] ???? : 「グルルルルルルルッッ……!!!」
[メイン]
イルル :
「そして、話せないなら……
お前を殴って止めればいい、とでも思ったが……」
じっと、木を見つめる。その傷跡を。
[メイン] ???? : それは、怒り?苛立ち?それとも……?
[メイン] ???? : 11dx+11 命中判定 (11DX10+11) > 10[2,4,5,6,7,8,8,9,10,10,10]+6[3,6,6]+11 > 27
[メイン] イルル : リアクション放棄
[メイン] ???? : 3d+4 (3D10+4) > 10[6,3,1]+4 > 14
[メイン] system : [ イルル ] HP : 16 → 2
[メイン] ???? : 竜を、瀕死状態にするために一撃。
[メイン]
???? :
今度という今度は、死ぬかもしれない。
命が奪われるかもしれない。
[メイン] ???? : 植物の腕が、イルルの血で真っ赤に染まる。
[メイン]
イルル :
ドスリ。
一直線に、その腕がいともたやすくイルルの腹を貫く。
[メイン] ???? : そしてイルルへ、その巨体は口を開く。
[メイン] ???? : 「コ……………」
[メイン] ???? : 「ロ………」
[メイン] ???? : 「セ……………!!!」
[メイン]
イルル :
げっほ。
口から吐き出す血で、触腕を濡らしながら。
[メイン] イルル : 「………ああ……?」
[メイン]
イルル :
掠れるような、助けをもめる声。
それを耳にして。
[メイン]
イルル :
イルルは。木が傷つけられた分。
その痛みが治まるまで……殴られてやるつもりではあった。
[メイン]
イルル :
それが”破壊”しかできない、”破壊者”の役目であると。
だが────。
[メイン] イルル : 「……なんで、だ」
[メイン]
イルル :
話し合うか、殴り合う。
後者しかないと思っていたイルルの選択は、前者に傾けられる。
[メイン]
イルル :
貫かれた触腕を…むしろ支えにして。
出血多量によりぼやけた視界によってじっと、木の方を見つめる。
[メイン] ???? : 何故、という問いには何も返さず。
[メイン] ???? : 迎撃しない一匹の竜に、苛立ちを見せる。
[メイン] ???? : ─────だから、今度こそ、殺してもらえるように。
[メイン] ???? : 『死人』を
[メイン] ???? : 出す。
[メイン] ???? : メジャー:《形なき剣》《神獣撃》
[メイン] ???? : 11dx+11 命中判定 (11DX10+11) > 10[1,2,3,5,6,7,8,8,8,10,10]+9[3,9]+11 > 30
[メイン] イルル : リアクション放棄
[メイン] ???? : 4d+4+6d (4D10+4+6D10) > 25[7,10,6,2]+4+37[4,7,7,10,6,3] > 66
[メイン] system : [ イルル ] HP : 2 → 0
[メイン] GM : より一層、荒々しい植物の一撃が─────。
[メイン] ???? : ─────イルルの命を、"奪った"。
[メイン]
イルル :
引き抜かれたその腕。ゆらり、ゆらりと揺らぎながら。
反応する間でもなく、ただ────振るわれる。
[メイン]
???? :
そしてそのまま、その巨体は
高レネゲイドの出力により、徐々に、徐々に枯れていく。
[メイン] ???? : 《完全獣化》によって作られたその体は─────。
[メイン] ???? : ゆっくりと─────。
[メイン]
イルル :
横に薙ぎ払われ。
イルルの体は、一転、二転、三転、四転しながら。
[メイン] ???? : 「少女」の姿に変える。
[メイン]
イルル :
ぐだり、と。
体の反応はない、動かない。つまり────死んだ。
[メイン]
???? :
その少女の体は、傷ついていた。
体のいたるところから血を吹き出しており。
[メイン]
???? :
イルルを殺したことにより
全ての力を使い果たし、そのまま……ばたり、と
その場で倒れる。
[メイン]
イルル :
人であれば、容易く命など消し飛ぶ。
なにせ腹を貫かれ、衝撃によって何度も吹き飛ばされたのだから。
[メイン] イルル : 死因など、数えきれない程だろう。
[メイン] イルル : だが。
[メイン] イルル : 52+1d10 登場/リザレクト (52+1D10) > 52+3[3] > 55
[メイン] system : [ イルル ] HP : 0 → 3
[メイン] system : [ イルル ] 侵蝕率 : 52 → 55
[メイン]
イルル :
オーヴァード
────私は、竜だ
[メイン]
イルル :
イルルの片腕が、ぴくりと動き。
ぐぐぐ、地面を押して、その力によって起き上がろうとする。
[メイン]
イルル :
「け、っほ……」
イルルの腹に空いていたまん丸の穴が、ずずずと修復されていく。
[メイン]
???? :
起き上がったイルルを、地に倒れる少女は
ゆっくりと、顔を上げながら、口を開く。
[メイン] ???? : 「……こ……ろ……し、て……」
[メイン] ???? : ─────その瞳から
[メイン] ???? : 涙を零しながら。
[メイン] イルル : 「…………」
[メイン] イルル : 「いやだ」
[メイン]
イルル :
げほげほ、とせき込みながら。
その少女に近づいていく。
[メイン]
イルル :
「……お前の我儘を一つ聞いたんだから
今度はこっちの番だ」
[メイン] ???? : 「っ…………!」
[メイン] ???? : イルルの、朱色の瞳を見る。
[メイン] イルル : 木であった少女を上から見下ろす、竜。
[メイン]
イルル :
そうして。
彼女の有無を言わさず────。
[メイン] イルル : 傷を舐めた。
[メイン] ???? : 「ひゃっ………!?!」
[メイン] ???? : 突然、意表を突かれたような行為に、目を白黒とさせる。
[メイン] ???? : 困惑した様子で、土の着いた顔でイルルを見つめ。
[メイン] ???? : 「……どう、し、て……」
[メイン] イルル : 「ん?人の傷は唾を付ければ治ると……そう聞いたことがあるからだ」
[メイン]
イルル :
だらりと唾を垂らしながら。
そんな、”常識”を得意げに語る。
[メイン] ???? : 「………………」
[メイン] ???? : その言葉に、眉を八の字にしながらも。
[メイン] ???? : 「…………私、は……あなた、を……」
[メイン] ???? : 「殺し、まし、た………」
[メイン]
イルル :
「ああ
お前から食らったのは3回だな」
[メイン] イルル : 今はふさがっていた────元傷の腹をさすりながら。
[メイン]
イルル :
「ふむ
納得しないなら、望みのままにしてやる」
[メイン]
イルル :
「一回は……お前が傷ついていたから、その分だ
だから、残り二回だな」
[メイン]
???? :
その言葉に、少女は─────。
目を、閉じる。
[メイン] ???? : 抵抗もせず、受け入れる姿勢を。
[メイン]
イルル :
そうしてイルルは伸ばしていた舌を引っ込めて。
ゆっくりと、その場に立ち上がる。
[メイン] イルル : そうして────。
[メイン] イルル : ぐるる、とイルルは喉を鳴らし。
[メイン]
イルル :
────デコピン。
おでこに、二回分。
[メイン] ???? : 「あうぅっ……!?」
[メイン] イルル : 「これでチャラだ」
[メイン]
???? :
生命を奪う一撃を覚悟していただけに、目を大きく開き
イルルを、ただただ茫然を見つめる。
[メイン] GM : ─────その時。
[メイン]
:
チャラ
その等価を、無碍に
[メイン] : 一発の、残響が
[メイン] : 少女の、人の形をした怪物の空間を
[メイン]
:
ぐしゃり、ぐしゃりと
軋ませるように 願いを叶える歓喜の歌のように
[メイン]
???? :
少女は─────その音に驚きながらも
また、望みを叶えるために、目を閉じるのだった。
[メイン] ???? : リアクション放棄。
[メイン]
エール・モフス :
「・・・・・・・・・・」
あなたは 不機嫌そうにコーヒーを啜って現場を眺めていた
[メイン] エール・モフス : ずずずー ずずずー
[メイン]
イルル :
「………!?」
この音────”二度目”か。
[メイン]
エール・モフス :
「・・・・・・・・・・・・・・」
あなたは コーヒーを宙に放り投げて
レネゲイドの霧へと変える 尚更不機嫌なまま
[メイン]
イルル :
ごくり、と唾を鳴ら────すことも出来ない。
なにせ、その音に反応するには、”破壊者”の獣では無理
────”守護者”でもなければ、防ぐことなど。
[メイン] エール・モフス : イルルを傷つけた誰かの前に立ちふさがる
[メイン] ???? : 「……っ……!?」
[メイン]
???? :
またもう1人─────少女の意に反する行為に出た者へ
目を大きくし、狼狽する。
[メイン] エール・モフス : カバーリング+《雲散霧消》+《氷の城塞》+《氷雪の守護》
[メイン] エール・モフス : 4D+34軽減
[雑談] system : [ エール・モフス ] 侵蝕率 : 71 → 82
[メイン] エール・モフス : 38-4d+34 (38-4D10+34) > 38-29[1,9,9,10]+34 > 43
[メイン] エール・モフス : ダメージ軽減値 63
[メイン] エール・モフス : ダメージ0
[メイン]
エール・モフス :
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
あなたは 結構本気で弾いた
[メイン]
エール・モフス :
「・・・・・・・・・・・・」
護った二人の方を見て
[メイン] ???? : 「………………」
[メイン] ???? : 茫然とする、地に身を付したまま。
[メイン]
エール・モフス :
「お構いなく?」
そう言って音撃の飛んできた方を再び見据えた
[メイン] イルル : 「………ほあ」
[メイン]
アルマン :
「まだあそこに居たか…」
ビルの屋上を見て
[メイン] イルル : ぱちぱち、と目を瞬かせる。
[メイン] イルル : 「……いや!二回も助かったぞ!!」
[メイン] アルマン : 三人に軽く会釈してビルの方に走って行った
[メイン]
イルル :
二カッ、と笑って。
手をぶんぶん、防いだ守護者に手を振って。
[メイン]
???? :
─────竜と、そして守護者に守れた木は
複雑な心境のまま。
[メイン] エール・モフス : アルマンに手を振ってイルルにも手を振って謎の人物にも手を振って忙しくなってる
[メイン] エール・モフス : 無表情おろおろ
[メイン]
???? :
森林公園で暴れまわっていたということ
そして、《神獣撃》によって力を使い果たしたことにより。
[メイン] ???? : ばたり、とその場で倒れ、意識を失うのだった。
[メイン] エール・モフス : 「110番ですか?」
[メイン]
イルル :
110番……あ、警察か。
[メイン]
イルル :
「大丈夫だ!
唾つけたし、寝れば治る!」
[メイン] イルル : グッ、親指を立てながら。
[メイン]
イルル :
そのまま、倒れた彼女を乱暴に。
ガっと持ち上げて、お姫様抱っこに持ち替えて。
[メイン]
エール・モフス :
「その人、なんとかなりますかね」
双方ズタズタなメルヘンチックだなあと眺めてる
[メイン] イルル : 「わからん」
[メイン]
イルル :
「だが、お前が守ってくれたんだから……
その分は私も頑張る!」
[メイン] イルル : ふんす、と鼻息を強くしながら。
[メイン]
エール・モフス :
「・・・・・・・・・・・・・・・」
あなたは
[メイン]
エール・モフス :
「そうですね」
ほんの少しだけ
嬉しそうな表情…に見える…かも…多分…
[メイン] イルル : いや、私からは見えた。
[メイン]
イルル :
なんだか、釣られるようにちょっと嬉しくなって。
イルルもまた、にやけ顔になりながらも。
[メイン]
イルル :
瞳を……抱える少女に落として。
……コイツの休めるところ、探さないと……か。
[メイン] GM : 森林公園に咲く、桜の大木が風に揺れる。
[メイン]
GM :
非日常の戦場と化した公園であったというのに
春の心地良い風が、二人を包む。
[メイン] GM : 日常を告げるような、桜の花びらがひらりひらりと。
[メイン] イルル : そうして一枚、イルルの頬に。
[メイン] イルル : ぴとっと。
[メイン]
イルル :
激戦の中、もしかすればこの木も巻き込まれていたかもしれない。
そう、一つの日常の守った証かのように。
[メイン] イルル : 花びらが、くっついていた。
[メイン] イルル :
[メイン] イルル :
[メイン] イルル :
[メイン]
GM :
・「桜の大木」の特性について。
難易度11。<情報:UGN><知識:レネゲイド>
・「桜の大木の祟り」の真実について。
難易度10。<情報:噂話>
[メイン] GM :
[メイン] イルル : middle「咲き始めの春に」登場:任意
[メイン] イルル : 55+1d10 登場/リザレクト (55+1D10) > 55+4[4] > 59
[メイン] system : [ イルル ] 侵蝕率 : 55 → 59
[メイン] アルマン : 78+1d10 登場/リザレクト (78+1D10) > 78+2[2] > 80
[メイン] system : [ アルマン ] 侵蝕率 : 78 → 80
[メイン] エール・モフス : 82+1d10 登場/リザレクト (82+1D10) > 82+9[9] > 91
[雑談] system : [ アルマン ] 侵蝕率d : 1 → 2
[メイン] system : [ エール・モフス ] 侵蝕率 : 82 → 91
[雑談] system : [ エール・モフス ] 侵蝕率B : 1 → 2
[メイン] イルル :
[メイン] イルル :
[メイン] イルル :
[メイン] イルル : ばくばく。ガツガツ。
[メイン]
イルル :
ここは公園の片隅。
取りあえず消耗しきった体を休めるためにと、イルルは桜餅を何度も頬張っていた。
[メイン]
イルル :
文字通り山ほどあった桜餅を全て食らい、血肉とする。
そしてぷはあ、と息をして。
[メイン]
イルル :
先ほどの少女はベンチへと座らせて。
すうすう、と寝息を立てて眠っているようで。
[メイン]
イルル :
「ふう……それにしても、さっきの
声みたいなの、一体何だったんだろうな?」
[メイン] イルル : と、エールへと首をかしげながら尋ねる。
[メイン]
エール・モフス :
「・・・・・・・・・・・・・・・・」
一番最初の音 既に深手を追っていた対象
未だ合流が確認出来ないメンバーの一人
あなたは
[メイン]
エール・モフス :
「分からないですね」
『わからない事』にした
[メイン] イルル : エールの無表情。顔の揺らぎに見えないことからか。
[メイン]
イルル :
「そうかぁ~……難しいか、やっぱり」
と、声を漏らして。
[メイン]
イルル :
肩を落として、その降りた視界に彼女が目に入る。
そう────木であった少女。
[メイン] イルル : 「じゃあ……コイツの事も、わからないだろうか?」
[メイン]
桜の大木 :
少女は未だ、瞳を閉じ。
眠っている状態。
[メイン]
エール・モフス :
「そっちは本当にわかんないですね」
本当にわかんないようだ
[メイン]
アルマン :
「皆さんここに居たのですね…」
頭に桜の花びらを着けながら息を切らしている
[メイン] エール・モフス : 「こんにちは」
[メイン] イルル : 掛かった声に、ゆっくりと顔を上げる。
[メイン]
イルル :
「お前……アルマンか!よう!
あ、はっはっは!花びらついてるぞ!」
[メイン]
イルル :
と、頭らへんを指さして笑う。
[メイン] イルル : もっとも、イルルの頬には花びらが付いているままなのだが。
[メイン]
アルマン :
「あっ」
急いで桜の花びらを取る
[メイン]
エール・モフス :
「・・・・・・・・・・・」
おもむろに自分にも花びらをつける
[メイン]
イルル :
「えーっと……で、あーっと……
アルマン、コイツについて何か知らないか?」
[メイン]
イルル :
そうだそうだ、と。
思い出したかのように顔を見上げて。
アルマンへと。
[メイン] アルマン : 「ええ…先ほどとある人物から情報提供されまして…」
[メイン]
イルル :
何となく、木の少女の頬を触りながら。
むにむに、なんだか桜餅みたいだとか思いつつ。
[メイン]
イルル :
「……!おお、それを伝えるために私達に来てくれたのか!
それって……どんな内容なんだ?!」
[メイン] アルマン : 特性について共有する
[メイン]
桜の大木 :
んむぅ、と少し声を漏らしながら
ほっぺをいじられる。
[メイン]
イルル :
キラキラと目を輝かせながら。
前のめりになり。
[メイン] アルマン : 「その子が死んでも大木が死んでもやばいですね」
[メイン] エール・モフス : 「やばいんですか」
[メイン] アルマン : 「運命共同体になってます」
[メイン]
イルル :
だが、その目の輝きに合うほど。
むしろ、それを曇らせる程の情報の内容だった。
[メイン] イルル : 「………んむう」
[メイン]
イルル :
ちらり、と。
今もなお触れている彼女を見て、溜息を零す。
[メイン]
イルル :
「……病院が立てられるん……だったよな?
この……桜の木がある公園に」
[メイン] アルマン : 「ええ…そうですね」
[メイン]
イルル :
「そして……それは切り倒される、か……
……何だか、エールが言っていた通りになりそうだな」
[メイン] エール・モフス : 「室内では難しい大きさですね」
[メイン] アルマン : 「そして…切り倒されたらその子も死ぬ…」
[メイン] イルル : エールに、その発想はなかったと口を開いたが。
[メイン] イルル : アルマンに……重く、頷く。
[メイン]
イルル :
……運命共同体。
桜から生まれ、桜と共に過ごす運命を持つ。
それってつまり、言われている通り……桜がなくなったら、コイツが望んでいた通り……”死”を迎えることになる。
[メイン]
イルル :
人を殺したくないとなれば簡単だ。
ただ、木を切り倒せれば……”仕事”としてのジャーム鎮圧は終了する。
それ以上は、関わる余地はないわけ……なんだが。
[メイン] イルル : ぐしゃぐしゃ、と頭を両手でかきむしる。
[メイン]
イルル :
「このまま討伐すれば、病院が出来る、任務も達成……
……うがああ~~~……なんかモヤモヤする!」
[メイン]
イルル :
「……コイツが何で暴れてたのか、とか知りたかったが……
他にも一杯、やらないといけないこと山積みだ!!」
[メイン] イルル : 地団太を踏むように、がたがたと椅子を揺らして。
[メイン]
イルル :
「……他に、コイツが何やってたか…とか、わかんないかな?」
ちらり、と他二人に目を向ける。
[メイン] イルル : 例えばそう────周辺で噂されていた、「桜の大木の祟り」であったりと。
[メイン] アルマン : 「ええ…それを調べようと合流したのですが…」
[メイン]
エール・モフス :
「桜餅生成で忙しかったので…」
イルルをじっと見る
[メイン] イルル : 「うがっ」
[メイン]
イルル :
「………」
ちょっと汗が流れる。まだ初春だというのに。
[メイン]
イルル :
手をもじもじと、言葉がつっかかるように。
[メイン]
イルル :
「……は、腹が減ってたから……すまん」
二人から顔を背ける。もっとも、耳が赤いのは丸見えだろうが。
[メイン]
エール・モフス :
「大丈夫です」
…傷だらけになる行為を通したのはボクだから
それ以上は 何も言えなかった
[メイン] アルマン : 「私もサポートしますよ」
[メイン]
エール・モフス :
「食休みと言う奴です 多分」
あなたは適当だった
[メイン]
イルル :
エールに、それもそうか。
と、納得したかのようにぽんと手を叩いて。
[メイン] イルル : アルマンに、こくりと感謝の意を表す。
[メイン] イルル : その片手には、端末が握られており。
[メイン] イルル :
[メイン] アルマン : イルルに援護の風
[メイン] イルル : うわあり!
[メイン] system : [ アルマン ] 侵蝕率 : 80 → 84
[メイン]
イルル :
・「桜の大木の祟り」の真実について。
難易度10。<情報:噂話>
[メイン] イルル : (2+4)dx=>10 (6DX10>=10) > 4[2,2,3,3,4,4] > 4 > 失敗
[メイン] イルル : おわァ~~~~~~!?!?!
[メイン] GM : さ、再登場か、或いは他PCが…どうぞ…
[メイン] アルマン : わかった
[メイン] イルル : たのむ
[メイン] アルマン : こっち一回情報振ってみる
[メイン] アルマン : (1+2+1)dx+0 【社会】<情報:> (4DX10) > 9[3,7,8,9] > 9
[メイン] アルマン : おしい
[メイン] エール・モフス : ではボクが
[メイン] GM : ああいや
[メイン] エール・モフス : !
[メイン] アルマン : !
[メイン] GM : アルマンは財産P2つ持ってるな?
[メイン] エール・モフス : !!
[メイン] アルマン : !!
[メイン] GM : 使おう
[メイン] アルマン : 使うぞォ〜!
[メイン] GM :
[メイン]
GM :
・「桜の大木の祟り」の真実について。
病院開発計画を遅らせた大きな要因である「桜の大木の祟り」は、計画反対派によって密かに行われた工作だ。
重機器の故障や、従業員の体調不良は全て、人為的に起こされたものであり、祟りでもなければ、レネゲイドによるものでもない。
全ては、春の季節に、満開に咲き誇る「桜の大木」の下で、大勢で行われる花見大会を楽しみたいと願う、Y市市民達によるものだ。
[メイン] GM :
[メイン] system : [ アルマン ] 財産P : 2 → 1
[メイン]
イルル :
「うがっ」
端末には"ERROR"の文字が赤赤と示されていた。
[メイン] アルマン : 「何だ…まだ帰れるじゃないですか…そんなに死にたいだなんて言ってはいけない事なのに…」
[メイン]
エール・モフス :
「・・・・・・・・・・・・」
あなたは これ普通に犯罪では?と言う気持ちと
桜を想う住人の気持ちの2つを思った
[メイン] イルル : そうして、ちらりと送られてきた情報を目にして。
[メイン]
イルル :
「……いや、どうだろうな」
アルマンに、目を向ける
[メイン]
アルマン :
「花見大会開きます?」
「市内で呼び掛けて…」
[メイン]
イルル :
「お前の言う通り
こいつ…桜の木は誰も彼もが思ってくれている」
[メイン]
イルル :
「……まあそれも、生きる糧になるからいいことだろう」
アルマンにこくり、とうなづいて。
[メイン]
イルル :
「だが……こいつが"死んでしまいたい"と思っていたのは確かだ
なんでかなんて、分かりはしないだろうけどな」
[メイン]
イルル :
「それが覆らないなら…生かせようと思っても
難しいかもしれん」
[メイン]
イルル :
と、横にいる少女に目をやる。
すうすうと、今こそ何も悩みを抱えていないようにも見える、年相応の子。
[メイン]
イルル :
けれど─────。
化け物のような姿で、自らを思う市民を傷つけるかもしれない。
そのリスクを踏まえても。
[メイン]
イルル :
『殺して』と。
イルルの耳に、か細い声で届いたその声は。
[メイン] イルル : 「……むぅ」
[メイン] イルル : 地団駄を、強く、何度も踏んだ。
[メイン]
エール・モフス :
「・・・・・・・」
振動で揺れてる
[メイン] エール・モフス : 「難しいですね」
[メイン]
イルル :
「むぅーーん……
エールはどう思う……?」
[メイン]
イルル :
「むむむ」
難しい、と返されて。
眉を八の字に。
[メイン] アルマン : 「手が足りない…」
[メイン] エール・モフス : 「と言うか、今何とかなっても」
[メイン] エール・モフス : 「この地域自体がいずれは人が居なくなるのでは」
[メイン] イルル : 「んむ」
[メイン] イルル : 「……あ、高齢化……だったか?」
[メイン]
イルル :
元を辿れば……公園が使われなくなり、病院が立てられるようになったのも。
この地域の高齢化による……ということ。
[メイン]
イルル :
「……つまり、ええっと」
指を何本か立てて、数えるように。
[メイン] イルル : 「病院の問題もある、人が少ない問題もある、こいつ自身の問題もある……」
[メイン] イルル : 「……。」
[メイン]
イルル :
「うがぁ!!!!!!」
ばっと、我慢ならないかのように飛び上がり。
頭をぐっちゃぐちゃに掻きむしる。
[メイン]
イルル :
「……そうだ、そうだ!!
エールもアルマンも言う通り、全部を何とかしようとすると問題だらけだ!」
[メイン] イルル : そうして、息をふう、と吐いて。
[メイン]
イルル :
「……でもアレだ、その」
エールに、ちらりと目を向ける。
[メイン] イルル : 「お前にああいった以上、何とかしたいし」
[メイン]
イルル :
搾り出すように。
葛藤した末に出た結論は、解決策も何も無いもので。
[メイン]
イルル :
「それに何より……私自身が
こいつを……このまま討伐なんかにさせたくない」
[メイン]
イルル :
「私はこいつ、どうにかするから!」
[メイン]
イルル :
そうしてどたどた、桜のRBに駆け寄り。
手を取って掲げる。
[メイン]
イルル :
「……お前らも手伝って欲しい!
……ダメだろう……か?」
[メイン]
アルマン :
「いいですよ」
この行動は予測していたとばかりに
[メイン]
エール・モフス :
「いいですよ」
ハモった
[メイン]
イルル :
ぺこっと、2人に頭を下げて。
それが礼儀…というやつだと聞いた。
[メイン] イルル : 「んぁ………んむ」
[メイン]
イルル :
「……へへへ、ありがとう」
と、頬を掻きながら顔を上げて。
[メイン]
イルル :
「……エールはその、大丈夫か?
なんか、迷惑かけっぱなしな気がする…んだが」
[メイン]
エール・モフス :
「・・・・・・・・・・」
あなたは イルルの頭にさくらだいこんを置いた
[メイン]
エール・モフス :
「この通りです」
何がなんだろうか
[メイン]
イルル :
ゆっくりと起き上が……った時。
さくら大根がぽてりと置かれて。
[メイン] イルル : 「……」
[メイン] イルル : 「……そうだな、その通りだ!」
[メイン] イルル : ニカッと、それに対して笑みで返す。
[メイン]
エール・モフス :
「・・・・・・・・・・・」
満足げに頷いて
[メイン] エール・モフス : 「頑張りましょう、人助け」
[メイン] エール・モフス : 「まだ、ボクに出来る事があれば」
[メイン]
エール・モフス :
「手伝います」
とても喋った
[メイン] イルル : ぱちくり。目を瞬かせる。
[メイン]
イルル :
「お前、そんなに喋れたんだな……」
と、思ったまま、素で伝えて。
[メイン]
イルル :
「でも……私も沢山、お前の声を聞けて嬉しいぞ!」
ぐっ。グッジョブサインを送って。
[メイン]
イルル :
ぽてん、と。
その手にさくら大根が、落ちた。
[メイン]
エール・モフス :
「・・・・・・・・・・・・・・・・」
あなたは
[メイン] エール・モフス : った
[メイン]
エール・モフス :
あなたは そういう日もあるんだなと
自分で納得した
[メイン]
エール・モフス :
あなたは ほんのちょっとそれを維持して
元に戻った後に
[メイン] エール・モフス : 「ボク達でダメなら他の人にも聞いて見ましょう」
[メイン] エール・モフス : 「大人と言う物は、頼りになったりならなかったりですので」
[メイン]
イルル :
あ、なるほど。
ぽん、と思いつかなかったかと言うように手を叩いて。
[メイン] イルル : 「お前もそれでもいいか?アルマン?」
[メイン] イルル : ちら、とアルマンへと目をやり。
[メイン] アルマン : 「その方が確実性が高いですね」
[メイン] イルル : わかった、とこくり頷き。
[メイン]
イルル :
「それじゃあ……花見させるように、頑張るぞ~!!」
と、さくら大根を握ったまま、腕を掲げていた。
[メイン]
アルマン :
「ガンバルゾー!」
手を掲げる
[メイン] イルル : ふひゅう。と息を吐いて。
[メイン] エール・モフス : 静かに手だけ動いて挙げた
[メイン] イルル : そんな腕を掲げた三人に。
[メイン]
イルル :
温かな風が、差し込む。
寒くはない、決して暑苦しいわけでもない。
[メイン]
イルル :
”決意”の季節、春を示す。
咲き始めの風が、吹き込んでいた。
[メイン] イルル :
[メイン] イルル :
[メイン] イルル :
[メイン2] system : [ アルマン ] 侵蝕率 : 84 → 94
[メイン2] system : [ エール・モフス ] HP : 27 → 29
[メイン2] system : [ エール・モフス ] 侵蝕率 : 91 → 98
[メイン]
キャロル :
決断の時迫りけり
middle『risoluto Più mosso』登場:任意
[メイン] キャロル : 95+1d10 登場/リザレクト (95+1D10) > 95+3[3] > 98
[メイン] イルル : 59+1d10 登場/リザレクト (59+1D10) > 59+4[4] > 63
[メイン] system : [ イルル ] 侵蝕率 : 59 → 63
[メイン] system : [ イルル ] 侵蝕率B : 0 → 1
[メイン] キャロル :
[メイン] キャロル : 桜舞う中、スーツの少女は公園の片隅に向かい歩み続けていた
[メイン] キャロル : パキ、パキと枝を踏み折り、金髪は揺れる
[メイン]
キャロル :
目標は件のRB、UGNの一員である以上
意識さえすれば現在位置程度はある程度把握出来る
[メイン]
キャロル :
そして、敢えて通り過ぎ去ろうとした
公園のベンチをちらりと見て──────
[メイン] イルル : 「あ!」
[メイン]
イルル :
びしっ!と指をキャロルに指す。
[メイン] イルル : 気づいた理由こそ、枝木が折れた音の所為だろうか。
[メイン]
キャロル :
「……」
と、少し嫌そうな顔をする
[メイン] キャロル : よりにもよって、1番騒がしそうな奴が残ってやがったか
[メイン]
イルル :
横にはすやすやと眠る少女が。
ここまで騒ぎ立てても、いまだ眠り姫のまま。
[メイン]
イルル :
ちらりと、横目で彼女を気にするように視線を送り。
立ち上がり、キャロルの方へと向かう。
[メイン]
キャロル :
一瞬、指を構えようとしたが
これ以上はマズイ、と結論付け指を元に戻す
[メイン] キャロル : そして、開口一番
[メイン] キャロル : 「何してんだ?」
[メイン] イルル : 「ああ?」
[メイン] イルル : 首をかしげる。
[メイン]
イルル :
「何って……
あいつが起きるのを待ってるんだよ」
[メイン] イルル : かしげた首を、少女へと戻す。
[メイン] キャロル : 「……はぁ、なるほど」
[メイン]
イルル :
「あいつに言いたい事山ほどあるしな!」
と、口だけで軽く笑いつつ。首をキャロルへと戻す。
[メイン]
イルル :
「お前だって、何か言いたいんじゃないのか?
公園の時、一人だけいなかっただろ」
[メイン]
キャロル :
「……は?」
と、少し呆気に取られた後
[メイン]
キャロル :
「そいつに対して言いたい事などは無い」
と、キッパリと言い放つ
[メイン] イルル : その言葉にきょとんとした顔を見せて。
[メイン] イルル : 「あー?なんでだ?お前も確かRBだろ?」
[メイン] キャロル : 「そうだが?」
[メイン] イルル : 「何か感じなかったのか?同じオーヴァード、同じRBだろ」
[メイン] キャロル : 「………」
[メイン] キャロル : 一瞬の無言、そして鼻で笑い
[メイン] キャロル : 「同じ?」
[メイン] キャロル : 「笑わせるな」
[メイン] キャロル : 僅かに語気を強めつつ
[メイン] キャロル : 「オレは、いや…オレ達は違う」
[メイン] キャロル : 静かに、静かに話しかけて
[メイン] イルル : 「……」
[メイン] キャロル : 「何故かわかるか?」
[メイン]
イルル :
違う。そう言い切られたことに。
じっと、キャロルを見つめる。
[メイン] イルル : 「さあ、わからん」
[メイン] イルル : と、あっけらかんと答える。
[メイン] キャロル : 「ああ、そうか」
[メイン]
キャロル :
と、答える
纏う雰囲気は少しずつ変貌し
[メイン] キャロル :
[メイン] キャロル : 「お前はコイツの事を特別視しているわけだ」
[メイン] キャロル :
[メイン] キャロル : 少女は、文字通り魔女の様な彩りを司りつつ
[メイン] キャロル : 「なあ」
[メイン] キャロル : 「同情でもしているつもりか?」
[メイン] キャロル : 「コイツは無作為に暴れていた」
[メイン] キャロル : 「オレ達は考えて力を振るうことが出来る」
[メイン] キャロル : 「どこが同じだ?」
[メイン] キャロル : 今ここに開かれるは異端審問
[メイン] キャロル : 裁判官はUGN
[メイン] キャロル : 問題提起は魔女から
[メイン] キャロル : さあ、竜は?
[メイン] キャロル : 少なからず人ならざる者達のみにより成り立つ、現代の魔女裁判
[メイン]
イルル :
彼女の纏う圧。
雌雄を分ける、”異端”を炙り出す、その雰囲気に。
[メイン]
イルル :
ひゅお、と。イルルの束ねた髪が揺れる。
桜もまた、震えるように揺れて。
[メイン] イルル : しかし、竜は。
[メイン]
イルル :
「確かにお前の言う通りだ
アイツは力を無差別にふるった、そしてそれを止められたのは私達が力を扱えるからだ」
[メイン]
イルル :
平然とした態度のまま、述べていく。
しかし、汗はたらりと流れているままに。
[メイン] イルル : 「いわば、アイツは私達とは違う、化け物というわけだな」
[メイン]
イルル :
じっと、キャロルから目を離さない。
離せば一体、この裁判はどう転がるかなどわかりはしない。
[メイン] イルル : 「だが、それでも同じだ」
[メイン]
イルル :
竜は。
────弁護人となる。
[メイン] イルル : 「無作為に暴れるモノがアイツでも、それでも私達とは変わりはしない」
[メイン] イルル : 「なぜなら」
[メイン]
イルル :
竜
「私も昔も今も、化け物だからだ」
[メイン]
イルル :
「私は私のすべてを制御出来ているわけではない
昔こそ、教えられたままに、ただ力のままに暴れていた」
[メイン] キャロル : 「…………」
[メイン]
イルル :
「そうして、私が知っている人も、知らない人も
みんな傷つけたのだ」
[メイン]
イルル :
イルルの顔に、陰りが落ちる。
自らの手を、ぎゅっと握りしめて。
[メイン]
イルル :
「……FHに教えられ、暴力こそが正しいのだと
そう言い続けられ、ただ暴れた、暴れた、私と────」
[メイン] イルル : 「────アイツは同じだ」
[メイン] イルル : そうして、目をキャロルに向けて。
[メイン]
イルル :
「お前こそ、生まれてから全て出来たわけではあるまい
こんなに力を扱えるようになるまで、色々としたんじゃないか?」
[メイン]
キャロル :
「………フン」
少しの沈黙の後、鼻を鳴らして
[メイン] キャロル : 「ならば一つ、最後に問おう」
[メイン] キャロル : 「仮にここで、仮にここで今における全てが大団円に終わったとしようか」
[メイン] イルル : 「? ああ」
[メイン] キャロル : 「────その後は?」
[メイン] キャロル : 「これで全てうまく行ったとしても」
[メイン] キャロル : 「暴れた事実は変わらない」
[メイン] キャロル : 「まだ、何もしていないオーヴァードなら指導もあまく済むだろう」
[メイン] キャロル : 「コイツは暴れている、その事実は覆らない」
[メイン] キャロル : 「コイツに首輪が付くことは、コイツにとっての幸福なのか?」
[メイン] キャロル : 「暴れた経験があるお前なら、それがよくわかるんじゃないか?オイ」
[メイン]
イルル :
ぐ、と。
歯を食いしばりながら、一歩後ずさるが。
[メイン]
イルル :
「………それはわからない
なぜなら、私はコイツが果たしてどうしたいか、とまでは知らない」
[メイン]
イルル :
「UGNに下ってまで
果たして、”死にたい”と思った事を変えられるのかも
また、わからない」
[メイン]
イルル :
イルルは、”暴れてしまった事実”より。
彼女が”死にたいと感じた事”、それこそが彼女にとっては重大ではないか、と思っている。
[メイン] イルル : 「……だが、もしだ」
[メイン]
イルル :
「暴れている、その事実を受け入れても
あいつが”生きたい”、そう願えたのなら」
[メイン]
イルル :
ダブルクロス
「────私は 異端 が生きれる道を何だって探してやる」
[メイン] イルル : きっと、キャロルを竜の瞳で見つめる。
[メイン] キャロル : 魔女の瞳は、竜の瞳の方を向き
[メイン] キャロル : 「……UGNは万年人手不足だ」
[メイン]
イルル :
ふわりと風が、イルルと────キャロルの髪を静かに揺らす。
花びらが、幽かに揺れて舞う。
[メイン] キャロル : 「首輪はお前が握っていろ」
[メイン]
イルル :
「……………
……!」
[メイン] キャロル : 「その道を探し続けるって言うなら、そうしておけ」
[メイン]
イルル :
汗を垂らし、きゅっと唇を結んでいたが。
キャロルへと、顔を上げて。
[メイン] イルル : 「……なんだ、でも」
[メイン]
イルル :
「お前は、最初のその道を照らしてくれたんだな」
[メイン] イルル : そして、良い奴じゃんか。と、ニカっと笑う。
[メイン] キャロル : その雰囲気は、徐々に収まって行き
[メイン] キャロル : 衣服もまた、先程の仕事着に戻り
[メイン]
イルル :
「……おお、急に変わったからびっくりしたぞ」
ははは、と笑ったまま。
[メイン] キャロル : フン、と鼻で笑い
[メイン] キャロル :
[メイン] キャロル : 「バカヤロウが」
[メイン] キャロル :
[メイン] キャロル : 「どっかで後悔しやがれ」
[メイン] キャロル : そう吐き捨て
[メイン] キャロル : 桜の木を通り過ぎ、公園の外に向かって行く
[メイン]
イルル :
その言葉に、ぽかんと首を傾げたまま。
[メイン] キャロル : ────悪逆の責任は、首輪の飼い主が負うべきだ
[メイン] イルル : 「……ああ」
[メイン] イルル : 「いつか積み重ねて後悔するくらい、その時まで頑張ってやるからな!」
[メイン]
イルル :
相変わらずの笑顔。
ははは、と笑ってそう返して。
[メイン] イルル : 仮にここで今における全てが大団円に終わったとするならば、
[メイン]
イルル :
それは何杯かの努力。
そして、一さじの奇跡で道は作られるのだろう。
[メイン] イルル : そうして、返事が返ってこないことに頷き。
[メイン]
イルル :
くるり、体を向ける。
向かうは────ベンチに座る少女。
[メイン] 桜の大木 : 「ん………んん……」
[メイン] 桜の大木 : 少女は、目を覚ます。
[メイン] 桜の大木 : そのまま、ぐるりと辺りを、ゆっくりと見渡しながら。。
[メイン]
桜の大木 :
そうして目が合った、一匹の竜を、真っ直ぐと見つめ。
眉を八の字とする。
[メイン] 桜の大木 : 「……………………」
[メイン] 桜の大木 : 困ったような、泣きそうな、そんな表情を向ける。
[メイン] イルル : ぽてぽてと、ベンチまで歩いていく。
[メイン]
イルル :
「?
なんでそんな顔、してるんだ?」
[メイン] イルル : 覗き込むように、顔を近づけて。
[メイン] 桜の大木 : 「……………」
[メイン] 桜の大木 : 覗き込まれて、少し戸惑うような反応をしながら。
[メイン] 桜の大木 : 「………どうしたら、いいのか……分からなく、なりまして……」
[メイン]
桜の大木 :
「……私は……死を望んで……
……でも、あなたは……あなた方は………それを、実行させない……」
[メイン] 桜の大木 : そうして、俯くように、視線を地面へと落とす。
[メイン]
桜の大木 :
真上にある太陽の光が、彼女の後頭部へと当たり
そうして、彼女の表情に影を作った。
[メイン]
イルル :
「私はまあお前を死なせたくはない」
と、ベンチの横に腰を下ろしながら。
[メイン] イルル : 「だが、別にお前が切に望むならそれでもかまわない」
[メイン] イルル : そこまで言い切って。
[メイン]
桜の大木 :
身長の低い少女は、ベンチに座り
足をぶらりと、宙に浮かべたまま。
[メイン] 桜の大木 : 「…………………」
[メイン] 桜の大木 : 「……私は……いない方が、いいんです」
[メイン]
イルル :
「ただ……何故、そこまで死にこだわる?
お前は生まれたのだろう、こうして」
[メイン] 桜の大木 : 「………………………」
[メイン]
イルル :
「………」
頬に手を付き、じっと彼女を見つめる。
[メイン]
桜の大木 :
眉に力が入り、苦しそうな表情をし。
イルルの方へ、少し視線を向けた後、また下へと降ろし。
[メイン]
桜の大木 :
「……………この森林公園は……少子高齢化の影響で
利用者数は、年々減って……」
[メイン]
桜の大木 :
そして顔を上げ、ぐるりと、静けさに包まれた、広々とした
自然豊かな公園を見渡し。
[メイン]
桜の大木 :
「……なので、この土地を有効活用するために
病院が建てられる計画が……始まりました……」
[メイン]
イルル :
釣られるように、公園を見渡し。
らしいな、と頷く。
[メイン]
桜の大木 :
「……もちろん、私もそれを、甘んじて受け入れるつもりでした……
私は、必要とされないのであれば……そのまま朽ちても、構いません」
[メイン]
桜の大木 :
《古代種》
「十分、"長生き"しましたから」
[メイン]
桜の大木 :
「………ですが……それでも……それでも、この公園で……
この季節に……毎年開かれる、大きな催し……
─────花見大会を待ち望む、市民の皆さん」
[メイン]
イルル :
「………」
資料に書いてあった情報を思い返し。
[メイン]
桜の大木 :
「この……森林公園をこよなく愛する、市民の皆さんは……それを、拒み……
……工事の計画を、遅らせ……それどころか……」
[メイン] 桜の大木 : 「市内でも、様々な対立が、起こって……」
[メイン] 桜の大木 : 悲しげに、苦しそうに、少女はそう語り。
[メイン]
桜の大木 :
「…………私は……この街の皆さんが好きです
だから………喧嘩も、争いも、してほしくありませんでした」
[メイン] 桜の大木 : 拳を、ぎゅっと握り締め。
[メイン] 桜の大木 : 「………この公園の存続は、もう……不可能なのは、分かってましたから」
[メイン] 桜の大木 : 「だから─────」
[メイン]
桜の大木 :
「─────化物が現れた公園として……
この公園を、排する方向に、持っていこうとしました……」
[メイン] 桜の大木 : これは、少女の決断であった。
[メイン]
桜の大木 :
公園存続派と、病院建設派の対立で巻き起こる
数々の醜い争いを、終わらせるために。
[メイン]
桜の大木 :
自分を悪にする。
自分が殺されれば、公園存続派の動機となる「桜の大木」も─────
[メイン] 桜の大木 : ─────枯れる。
[メイン]
桜の大木 :
"桜の大木の祟り"の伝説を終わらせるために
彼女は、自己犠牲の道を選んだのだった。
[メイン]
桜の大木 :
全ては、愛するこの街の市民のため。
全ては、争いを止めるために。
[メイン]
桜の大木 :
「………この街は、お年寄りの方が、多いので……
なので、病院建設も……私は、良い選択だと、思ってます」
[メイン]
桜の大木 :
「……この公園の跡に建つ病院によって……
色んな方が救われるのだとしたら……」
[メイン] 桜の大木 : 「私は……それだけで、報われます……」
[メイン] 桜の大木 : そう言い告げ、目をゆっくりと閉じるのだった。
[メイン]
イルル :
「…………」
キャロルの言葉を思い出す。
それは、確かに私と”違う”ものだろうと。
[メイン]
イルル :
何故ならば、私と同じように無作為に暴れたのではない────
今の私達と同じように、考え、悩み、そして力を使った。
[メイン]
イルル :
その答えが────自己犠牲。
自らが原因となったのだから、自らを薪にして全てを終わらせようとする判断。
[メイン]
イルル :
それは、人間から見れば正しい事なのかもしれない。
償いという事でも、”フェア”ではある。
そして、私から見ても。
────間違っているようには思えないのだ。
[メイン] イルル : 「…………」
[メイン] イルル : 「……そうだな」
[メイン]
イルル :
「……お前がしたことに対して、お前がケリをつける
それは、仕方のない事……なのだろう」
[メイン] 桜の大木 : イルルの言葉に、こくりと頷き。
[メイン] 桜の大木 : そして、ベンチからぴょい、と降り。
[メイン] 桜の大木 : イルルの前に立つ。
[メイン]
桜の大木 :
そして、両手を広げ
無防備状態に、イルルの、竜の瞳を真っ直ぐ見つめ。
[メイン]
桜の大木 :
《破壊者》
「─────私を、殺してください」
[メイン]
桜の大木 :
─────彼女の後ろに、大きく咲く桜の大木が
風に吹かれ、大きく揺れ。
[メイン] 桜の大木 : 桜の花びらが、ひらりと舞い散る。
[メイン] イルル : 「…………」
[メイン]
イルル :
彼女をゆっくりと見上げる。
揺れる大木と少女は、瓜二つだった。
[メイン] イルル : そして、そんな彼女に手を伸ばして────
[メイン] イルル :
[メイン] イルル :
[メイン] イルル :
[メイン] イルル : ────デコピンを、一つ。
[メイン] イルル :
[メイン] イルル :
[メイン] イルル :
[メイン] イルル : 「いやだ」
[メイン] イルル : 「……お前の言う事は最もだ」
[メイン]
イルル :
《古代種》
「お前がここまで長生きしたのも、他者から思われているからこそ
そして、生を受けたのも他人からの想いあってこそ、なんだろう」
[メイン] イルル : 「だが……だからこそ、だ」
[メイン] イルル : ぎゅっと、じっと見つめる。
[メイン]
イルル :
ロイス タイタス ロイス
「……お前の想いは諦めても、奴らの想いはどうなる?」
[メイン] 桜の大木 : 「─────……!!」
[メイン] イルル : そうして、イルルはぐるりと周囲を見渡す。
[メイン]
イルル :
その目に映るのは公園の周囲だけではない────
────町全てだ。
[メイン]
桜の大木 :
ひりひりと痛む額を抑えながら
イルルの視線の先を向け─────。
[メイン]
イルル :
「この街には、歩きながらここに来た
だから、どういう街なのかは頭に入っている」
[メイン]
イルル :
「自然など、どこにもない
────ここを除いてな」
[メイン]
イルル :
この街は、ビルが立ち並んでいたり、スーパーであったりと。
”人”が生きるには、住みやすい環境なのだろう。
[メイン] イルル : だからこそ。
[メイン]
イルル :
キュマイラ
”獣”であるイルルは、直感した。この街には自然という物がありふれたものではないのだと。
[メイン]
イルル :
ましてや、花咲く大桜など────
ここがなくなれば、きっとこの街では将来見ることなどないだろう。
[メイン]
イルル :
「もし、お前が死んだとして……
それを生きがいにしていた奴はどうなる?」
[メイン] 桜の大木 : 「っ………!!そ、それ、は……!」
[メイン] 桜の大木 : 唇を噛みしめながら、眉間に皺が寄せられる少女の顔。
[メイン] イルル : 「病院など、他の町にでも探せばあるだろう」
[メイン] イルル : 「だが」
[メイン]
イルル :
イルルはベンチから立ち上がる。
目線を合わせるために、じっと。
[メイン] イルル : 「想われて生まれたのなら、お前はここにしか咲かない桜だ」
[メイン] イルル : そして、すうと息をのむ。
[メイン]
イルル :
「……私はイルル、悪逆の竜だ
竜の伝説から生まれた、レネゲイドビーイング」
[メイン]
イルル :
「私は竜のごとく、悪逆の限りを尽くしてしまったが……
それでも、望まれたから、RBとして生まれたのだろう」
[メイン] イルル : 「お前を大切にする者がいるなら、せめてそいつだけは”裏切るな”」
[メイン] イルル :
[メイン] イルル :
[メイン] イルル :
[メイン]
イルル :
ダブルクロス
「私はもう裏切ったのだから」
[メイン] イルル :
[メイン] イルル :
[メイン] イルル :
[メイン]
イルル :
髪が、揺れた。
花を纏う風にそよぐように、揺れて。
[メイン] イルル : 「……それに、私は……」
[メイン] イルル : 「お前を綺麗と思ったからな」
[メイン] 桜の大木 : 「──────────」
[メイン] イルル : 見つめるのは少女────でなく。
[メイン] イルル : ────奥にそびえる、桜の大木。
[メイン]
桜の大木 :
目を大きく見開く、イルルの言葉に。
そして胸から込み上げる、熱い感情が─────。
[メイン] GM : 春の突風が、さらに大木を揺らす。
[メイン]
GM :
桜色の旋風。
花びらが、二人の立つ場所に渦巻き─────。
視界は、暖かな色に染まる。
[メイン] GM : 長い冬を経ても、必ず来る。
[メイン] GM : それが─────。
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM : climax「Coming Spring」 登場:任意
[メイン] アルマン : 94+1d10 登場/リザレクト (94+1D10) > 94+1[1] > 95
[メイン] イルル : 63+1d10 登場/リザレクト (63+1D10) > 63+6[6] > 69
[メイン] system : [ アルマン ] 侵蝕率 : 94 → 95
[メイン] system : [ イルル ] 侵蝕率 : 63 → 69
[メイン] エール・モフス : 98+1d10 登場/リザレクト (98+1D10) > 98+1[1] > 99
[雑談] system : [ エール・モフス ] 侵蝕率 : 98 → 99
[メイン] イルル :
[メイン] イルル : 「わっぷ……」
[メイン]
イルル :
春一番の突風。
この辺り一層を揺らす、全ての大風。
[メイン]
イルル :
桜色は、イルルの顔、体にくっついて。
イルルをピンクに染め上げる。
[メイン]
イルル :
けれど、その桜色に飲まれるのは。
二人だけでは物足りない。
[メイン]
イルル :
花見というのは────
大勢でやるもの、らしいからな。
[メイン]
イルル :
「花見の席……取っておいたぞ!」
と、呼びかける先には────
[メイン]
エール・モフス :
「ぐえ」
真後ろに気配も出さずに居たから振り返った際に殴打された
[メイン]
アルマン :
「ふふっ」
その様子を見て
[メイン] イルル : 「おわぁ!?」
[メイン]
イルル :
エールに慌てながら、駆け寄る。
さすさすと背中をさする。
[メイン] 桜の大木 : 「…………!?」
[メイン] 桜の大木 : 「あなた方は………」
[メイン]
イルル :
「大丈夫か!?唾つけるか!?」
と、言いながら。
[メイン] アルマン : 「話は纏まったようですね」
[メイン] イルル : アルマンの方を向き……こくり。
[メイン]
エール・モフス :
「大丈夫です」
物理的な意味でも話的な意味でも
[メイン]
イルル :
「こいつらは私たちの仲間だ!」
と、ばっと手を向けて大木に言い。
[メイン] 桜の大木 : 「……なか、ま……」
[メイン] アルマン : 「アルマンです…よろしくお願いします」
[メイン] 桜の大木 : それは─────彼女には、本来なかった概念とも言え。
[メイン]
桜の大木 :
アルマンの自己紹介に、少し慌てた様子で
ぺこりと、一礼し。
[メイン] エール・モフス : 「エールです」
[メイン]
桜の大木 :
「………名前……」
エールにも、ぺこりと一礼し。
[メイン] イルル : 名前、という単語に首を傾げる。
[メイン] アルマン : 「あなたのお名前は?」
[メイン]
桜の大木 :
アルマンの問いに、目をぱちぱちとさせながら
困ったような表情で、首を横に振る。
[メイン] イルル : 「……そう言えばアイツとかコイツとかでなんて言うか知らないぞ!私!」
[メイン] イルル : そうしてアルマンに合わせるように、ちらりと目を向け。
[メイン] 桜の大木 : 「……わ、私は……"桜の大木"……です、から……」
[メイン]
エール・モフス :
「桜野 大木さんですか」
あなたは 違和感もあった
[メイン] アルマン : 「えぇ…」
[メイン]
桜の大木 :
「え、えっと……?」
きょろきょろと、3人の顔を見合わせながら。
[メイン]
イルル :
「多分……違うんじゃないか?」
と、エールに訂正しておき。
[メイン] アルマン : 「そうか…名前が無いのですね…」
[メイン] イルル : アルマンに、そうだな、と頷き。
[メイン] イルル : 「名前がないとどうにも不便そうだな?」
[メイン]
エール・モフス :
「なるほど」
違ったようだ
[メイン] イルル : そんな、”人間”のような考えを見せる。
[メイン] エール・モフス : 「"桜の大木"さんのままですとまた桜から産まれた方と被っちゃうかもしれませんからね。」
[メイン] アルマン : 「そうですね…」
[メイン]
イルル :
うーん、うーん。
と頭を悩ませて。
[メイン] アルマン : 「皆で考えてみます?」
[メイン]
イルル :
「……考える!
お前はどうだ?」
と、桜のRBに目を向ける。
[メイン]
桜の大木 :
「え、ええっ……!?わ、私、ですか……!?
そ、その……わ、わかりま、せん……」
おろおろとしながら、そう応える。
[メイン]
エール・モフス :
「色々ありますからね、お名前」
あなたは ゼニガメと言う名前が脳裏を過ったが止めた
[メイン] アルマン : 「う〜ん…いい名前ありますかね〜」
[メイン]
イルル :
「…………わからん!!
さくら大根って事しか思いつかないぞ」
[メイン] イルル : ぶんぶん、と頭を振って。
[メイン]
イルル :
「うう~~~……
いいアイデアないかあ……?」
[メイン] イルル : ちらっと、他二人に目を向ける。
[メイン]
アルマン :
「古くから居るのでしたら…
衣通姫(ソトオリヒメ)とか咲耶姫(サクヤヒメ )見たいな桜の品種名にもなってる神様の名前が良さそうですね…」
[メイン]
桜の大木 :
「……ソトオリヒメ……サクヤヒメ……」
アルマンの言葉を繰り返すように、呟く。
[メイン]
イルル :
「ん……気に入ったのか?」
くるり、桜の大木の様子を見ようと。
[メイン]
エール・モフス :
「・・・・・・・・・・・・・・・・」
あなたは 今の奴の後に出すのはちょっと厳しかった
[メイン] 桜の大木 : イルルの言葉に、少し微笑ましそうに、頷く。
[メイン] 桜の大木 : 「……名前、名前、だなんて……こんな感覚……初めてで……」
[メイン]
イルル :
「ふふん、それは良かった!
どっちかにするのか?どっちともか?」
と、微笑んだ様子に釣られて笑い。
[メイン]
桜の大木 :
「そ、それは……その……私は、どっちかだなんて……
決められなくて……」
[メイン] エール・モフス : 「・・・・・・・・・・」
[メイン] エール・モフス : 「決めるべきだと思いますよ」
[メイン] エール・モフス : 「『あなた』が」
[メイン] イルル : エールに、こくこくと何度も頷く。
[メイン] 桜の大木 : 「──────────!」
[メイン] 桜の大木 : その言葉に、目を開き。
[メイン] 桜の大木 : ─────彼女は、これまで、桜の木として長く生きてきた。
[メイン] 桜の大木 : 桜の花を楽しんでくれる人々を見る、それが生き甲斐だった。
[メイン] 桜の大木 : 自分は、ただ風に揺られ、じっとそれを、見守るだけ。
[メイン] 桜の大木 : だからこそ─────自分で決めたことと言えば……
[メイン] 桜の大木 : 今回のレネゲイド事件しか、無かった。
[メイン] 桜の大木 : 私は─────
[メイン] : 「お前を大切にする者がいるなら、せめてそいつだけは”裏切るな”」
[メイン] 桜の大木 : …………………。
[メイン] 桜の大木 : 大切にしてくれる人達の顔が、脳裏に呼び起される。
[メイン] 桜の大木 : それは─────
[メイン] 桜の大木 : 目を開き。
[メイン]
桜の大木 :
ロイス取得
イルル 〇尊敬/恐怖
[メイン] system : [ 桜の大木 ] ロイス : 0 → 1
[メイン]
桜の大木 :
ロイス取得
エール 〇尊敬/不思議
[メイン] system : [ 桜の大木 ] ロイス : 1 → 2
[メイン]
桜の大木 :
ロイス取得
アルマン 〇尊敬/不安
[メイン] system : [ 桜の大木 ] ロイス : 2 → 3
[メイン] 桜の大木 : 答えなくては、いけないから。
[メイン] 桜の大木 : だから─────。
[メイン] 桜の大木 : 「………私は─────」
[メイン] 桜の大木 :
[メイン] 桜の大木 :
[メイン] 桜の大木 :
[メイン] GM : バックトラック
[メイン] GM : Dロイス《古代種》は、Eロイスとしてカウントしていいものと見なす。
[メイン] アルマン : ロイス3
[メイン] イルル : 侵蝕率69% ロイス2個
[メイン] イルル : 69-2d10 通常振り/追加振り (69-2D10) > 69-5[4,1] > 64
[メイン] エール・モフス : 侵蝕率99% ロイス2個
[メイン] system : [ イルル ] 侵蝕率 : 69 → 64
[メイン] エール・モフス : 99-2d10 通常振り/追加振り (99-2D10) > 99-14[4,10] > 85
[メイン] エール・モフス : 1d10 増やし忘れ🌈 (1D10) > 6
[メイン] system : [ エール・モフス ] 侵蝕率 : 99 → 79
[メイン] system : [ エール・モフス ] 侵蝕率B : 2 → 3
[メイン] system : [ エール・モフス ] ロイス : 2 → 3
[メイン] キャロル : 98-2d10 通常振り/追加振り (98-2D10) > 98-7[5,2] > 91
[メイン] イルル : 帰還
[メイン] system : [ キャロル ] 侵蝕率 : 98 → 91
[メイン] エール・モフス : 帰還です
[メイン] キャロル : ✌️
[メイン] アルマン : 3d10 (3D10) > 11[1,6,4] > 11
[メイン] system : [ アルマン ] 侵蝕率 : 95 → 84
[メイン] アルマン : 帰還
[メイン] 桜の大木 : では私の番
[メイン] 桜の大木 : 119-1d Eロイス分 (119-1D10) > 119-8[8] > 111
[メイン] system : [ 桜の大木 ] 侵蝕率 : 119 → 111
[メイン] 桜の大木 : 111-(3+3)d 2倍振り (111-6D10) > 111-42[10,9,6,5,6,6] > 69
[メイン] system : [ 桜の大木 ] 侵蝕率 : 111 → 69
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM : そして─────
[メイン] GM : ■■■は、未確認オーヴァードとしてUGNに保護されることが決まった。
[メイン]
GM :
また、森林公園における騒動は、別部隊により記憶処理が行われ
完全に無かったものとして、本事件は幕を閉じた。
[メイン]
GM :
■■■のオリジンたる「桜の大木」は、彼女の生命に関わる重要な根源であるため
"別の場所"に移転されることが決まった。
[メイン] GM : 結果としては、Y市の森林公園には、病院が建てられた。
[メイン]
GM :
そこで、市に住む多くのお年寄りや、その他けが人、病人の
多くの命が救われることとなっただろう。
[メイン] GM : そこの病院は、どうやら評判が良く
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM : 病室から眺めることができる、桜の木が、とても綺麗だとか。
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] アルマン : ED:『伝説』登場:任意
[メイン]
アルマン :
カツカツとアルマンは歩いている
今回の報告に“伝説サイエンス“の親会社“伝説動画“の社長に呼び出されたからだ
[メイン]
アルマン :
「社長…アルマンです…」
扉をノックする
[メイン] 社長 : 「入れ」
[メイン] アルマン : 「用件は何でしょうか…?」
[メイン] 社長 : 部屋には社長の他に脚本家が何人か居た
[メイン]
社長 :
「今回の報告書を見て次の映画のネタを思いついた」
「アルマン…お前現場に居たな?」
[メイン] アルマン : 「はい…そうですね」
[メイン] 社長 : 「お前をUGNに出向させたのは正解だった」
[メイン] 社長 : 「こうして人々を魅せれる物語を報告してくれた」
[メイン] 脚本家1 : 「今度は我々の番だね」
[メイン] 脚本家2 : 「UGNの連中が五月蝿いから少し変更しなければいけないが…」
[メイン] 社長 : 「世界に“愛“と“夢“と“希望“を届けるのが我々“伝説“でなければいけない」
[メイン] 社長 : 「だからアルマンには現場案内とドキュメンタリーのアポを取るためにここに呼んだのだ」
[メイン]
社長 :
「やってくれるね?」
「成功報酬は望む人数分のプレミアムチケットを送ろう」
[メイン]
アルマン :
「分かりました」
「世界にはまだまだ“愛“も“夢“も“希望“も有って捨てたもんじゃないのを教えましょう」
[メイン] アルマン : 「すぐに向かいましょう」
[メイン]
アルマン :
あの人達にもチケット送らないきゃいけないですね…
そんな事を考えながら出ていく
[メイン] アルマン : 終
[メイン] アルマン :
[メイン] アルマン :
[メイン] アルマン :
[メイン] キャロル : ending『unusual tomorrow』
[メイン] キャロル :
[メイン] キャロル : とあるUGN管轄のビル、その屋上にて
[メイン] キャロル : 欄干にもたれかかりながら、眼下の小ビルを見下ろす
[メイン] キャロル : 小ビルであり、日常に溶け挟んでいるそれはFHの小規模セル
[メイン]
キャロル :
数キロほど離れた地点を眼下、と呼ぶのもおかしな表現だろうが
オーヴァードにそれは関係が無く
[メイン] キャロル : 気取られる事なく『日常』を逃がせた以上は
[メイン] キャロル :
[メイン] キャロル : 腕を振り下ろす─────
[メイン] キャロル :
[メイン] キャロル : それと同時に、端末越しに指令を送り
[メイン] キャロル :
[メイン] キャロル :
[メイン] キャロル : 廃墟となったビル、その瓦礫の上にて
[メイン] キャロル : 少女は落ちていた一冊の本を手に取り、パラパラと捲り始まる
[メイン]
キャロル :
FHにこそ属してはいたが、仲間の使い方など心得ている少女にとって
ミドルクラスすらいないFHセルを殲滅する事は容易かった
[メイン] キャロル : そして、本のあるページで指を止め
[メイン] キャロル :
[メイン] キャロル : 『祇園精舎の鐘の声』
[メイン] キャロル : 『諸行無常の響きあり』
[メイン] キャロル : 『沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす』
[メイン] キャロル : 『奢れる人も久からず、ただ春の夜の夢のごとし。』
[メイン] キャロル : 『猛き者も遂にはほろびぬ、偏に風の前の塵におなじ。』
[メイン] キャロル : とん、と本をしまって
[メイン] キャロル : 「自戒しておくとしようか」
[メイン] キャロル : 「竜が登り切る、その時が来るまでは」
[メイン] キャロル :
[メイン] キャロル : そして────
[メイン] キャロル : ─────腕を、指揮者のように振り下ろして
[メイン] キャロル :
[メイン] キャロル :
[メイン]
キャロル :
〜〜finale〜〜
[メイン] エール・モフス :
[メイン] エール・モフス : End『☓月○○日』
[メイン]
エール・モフス :
「・・・・・・・・・・・・・・・」
あなたは 日記を書いていた
[メイン] エール・モフス : 『☓月○○日、晴れ。暖かくなる季節、薄着過ぎると寒いかも、そんな感じの時期』
[メイン] エール・モフス : 『今日は任務の日、メンバーは皆年齢が前後する感じの女の子達だった。ついでに格差も味わった。』
[メイン]
エール・モフス :
『任務内容は、色々あったけど桜の木の…レネゲイドビーイング。お兄ちゃんやお姉ちゃんと同じ様な存在を助けてあげる事に収束した』
あなたは 筆に言葉を、載せ続けていた
[メイン] エール・モフス : 『少し難しい問題等もあったけど、何とかなった、グッドだ。気になる事と言えば、途中から一人とはぐれた事。攻撃が一度あったけどそれ以降無かった事、その攻撃に纏わる物が任務に一つも関わらなかった事。』
[メイン] エール・モフス : 『その後もずっと警戒は続けてたけど何も無かった。密着するレベルで居たのは無駄骨だったのかもしれない。』
[メイン] エール・モフス : 『また、お花見に誘われた。お休みの日が重なったきょうだいも誘いたいと思う。』
[メイン] エール・モフス : 『誘ってくれた子の、名前は』
[メイン] エール・モフス : ………
[メイン] エール・モフス : 一緒に来てくれたら分かりますよ
[メイン] エール・モフス :
[メイン] イルル :
[メイン] イルル :
[メイン] イルル :
[メイン]
イルル :
────見事に咲いた大桜。
その隣、さらに隣町あたりの、小さな小さな一角。
[メイン]
イルル :
そこに昔から続く、小さなお菓子屋があった。
近くには小学校、中学校があるため、学校に通う子供たちはよく寄り道をしている。
[メイン]
イルル :
曰く、そこで噂話があるそうな。
やれ竜が出るだの、やれ暴れん坊がいるだの。
[メイン]
イルル :
最もそこにいるのは。
”元”暴れん坊の、裏切者の竜だ。
[メイン] イルル :
[メイン] イルル :
[メイン] イルル : 「……という顛末だったわけだ」
[メイン]
イルル :
顔程のサイズを持った胸を、机の上に置いて。
その上に顔をのっけて、目の前にいる彼女に話しかける。
[メイン] : 駄菓子屋で購入した、明太子味のう〇い棒をぼりぼりと食べながら。
[メイン] : その少女は、にへらと笑い。
[メイン] : 「いやぁ……やっぱイルルは、すごいなぁ……」
[メイン]
:
春風に、茶髪のポニーテールが揺られ。
後頭部を掻きながら、へらへらと笑う。
[メイン]
:
「いやさ、私も今回の任務に派遣されたんだけど
手も足も出なかったよ!あっはっはっは~!」
[メイン]
イルル :
やれ、その話の内容は。
つっつけどんだがどこか優しい魔女。
名付け親となった演劇役者。
無表情だが、感情あるからこそ守れる守護者。
[メイン] イルル : そして────話の”タネ”にはあまり触れず。
[メイン] イルル : 「む、やっぱりお前も派遣されてたのか」
[メイン] : 「まぁね」
[メイン] : 「私、"下級エージェント"だからね」
[メイン] : なはは~!と笑う。
[メイン]
イルル :
じっと、彼女を見つめる。
イルルの親友である────”ヒーロー”を、瞳に移し。
[メイン] バック・トゥ・ヒーロー : ニッ!
[メイン] イルル : ……二カッ、と笑う。
[メイン] イルル : 「だが……お前が持ちこたえてくれたからこそ」
[メイン] イルル : 「”あいつ”は、誰一人傷つけることはなかった」
[メイン]
バック・トゥ・ヒーロー :
UGNに戻ってきた少女。
ゆえに、"バック・トゥ・ヒーロー"。本人は大層気に入っているそうだが。
[メイン] バック・トゥ・ヒーロー : 割とダサい。
[メイン] イルル : 名前は呼ばない。何だかしっくりこないので、アイツだとかコイツだとか言っている。
[メイン]
バック・トゥ・ヒーロー :
「え、そ、そうかな?……そうかなぁ~~~~??
へへへへ!!」
[メイン] バック・トゥ・ヒーロー : 無邪気に、イルルに褒められ照れるように笑う少女。
[メイン]
イルル :
もっともこれは同日の事であったが。
本郷のスケジュールはタイトであり、今日を逃せば次あるかどうかわからない。
それ程シビアなのだろう。
[メイン] イルル : じーっと、そんな本郷を見て。
[メイン] イルル : ぽふん。
[メイン] イルル : 桜餅を頭の上に置く。
[メイン] バック・トゥ・ヒーロー : 「………はい?」
[メイン] イルル : そして、顎に手を当て。
[メイン]
バック・トゥ・ヒーロー :
目を丸くし、頭の上に置かれた桜餅を、目だけでじっと見て。
落とさないように、その場で固まる。
[メイン]
イルル :
「……これは、なるほど
……案外似合うな」
[メイン] バック・トゥ・ヒーロー : 「はい??」
[メイン] バック・トゥ・ヒーロー : 目をぱちぱちとさせ、何が何だかよく分からない、といった表情。
[メイン]
イルル :
机の上には、渡されたものの。
使うタイミングがなかった救急セットが横に積まれている。
[メイン] イルル : 「ふん……困惑するのも無理はないだろう!」
[メイン]
イルル :
「なにせそれは桜餅
私も知らなかった、上手いお菓子だ!」
[メイン] イルル : ニッ、歯を見せて笑う。
[メイン]
バック・トゥ・ヒーロー :
「いや桜餅の概念はさすがに知ってるよぉ!!?
……え……ええぇ~~~……?」
たらりと汗が頬を伝いながらも。
[メイン] イルル : 「うまいぞ」
[メイン] バック・トゥ・ヒーロー : 嬉しそうに笑うイルルを見て、はぁ。と溜息をつき。
[メイン] バック・トゥ・ヒーロー : 頭の上に乗っかった桜餅を手に取り。
[メイン] バック・トゥ・ヒーロー : 「……それじゃあ、いただこうかな?」
[メイン] バック・トゥ・ヒーロー : ニッ、と笑い返す。
[メイン]
イルル :
わくわく、と。
本郷の様子を見て、目を輝かせる。
[メイン] イルル : 「……あ、やっぱダメだ」
[メイン] イルル : ストップ、と本郷の手を掴む。
[メイン] イルル : ※キュマイラ
[メイン] バック・トゥ・ヒーロー : 「え」
[メイン] バック・トゥ・ヒーロー : 「が、がああああああああああああああああ!?!?!!?」
[メイン] バック・トゥ・ヒーロー : ※肉体1
[メイン] イルル : 「これはとっておきの場所で食わないと、うまさが半減するんだ」
[メイン] イルル : にやり、と笑う。
[メイン] バック・トゥ・ヒーロー : 「……へ、へぇ……そ、それ、は……どこ、かなっ……!」
[メイン]
イルル :
イルルの足はばたばた、その楽しみを隠せないかのように。
なんども宙を描く。
[メイン]
バック・トゥ・ヒーロー :
腕が青くなってくる。汗がだらだらと垂れながら。
指摘するわけにもいかず、ニッ、と笑い返し。
[メイン] イルル : 「ふふふ!それはなそれはな!!!」
[メイン] イルル : ぱっと、手を離し。
[メイン]
イルル :
ダァン、と机を思いっきり叩き。
それと同時に立ち上がる。
[メイン] イルル : 「花見だ!!!」
[メイン]
イルル :
いつぞや。花見に誘われた事を思い出して。
それのお返しと言わんばかりに、店内で思いっきり叫ぶ。
[メイン] : ─────イルルの叫びに。
[メイン] : 春の突風が、街の木々を揺らす。
[メイン]
:
桜色の旋風。
花びらが、"日常"を紡ぐこの場所に渦巻き─────。
空は、暖かな色に染まる。
[メイン] : 長い冬を経ても、必ず来る。
[メイン] : それが─────。
[メイン] イルル :
[メイン] イルル :
[メイン] イルル :
[メイン] イルル : ending『SPRING HAS COME』 登場:春を楽しみにする者
[メイン] イルル :
[メイン] イルル :
[メイン] イルル :